「ボカロ曲の歌詞は暗い」は本当なのか? 平成から令和の歌詞を分析して明らかになったボカロジャンルに一貫している特徴とは【話者:文化芸術計算機科学教授 山西良典】
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まずは言っておきますがボカロは音声合成で人の声を生み出しているのではなく本物の人の声をサンプリングしているので出てきている声は人の声です。ここを勘違いしている人が多い。販売元が「合成」という言葉を使うから「機械の声」という勘違いが生まれている。
それとパソコンで音楽を作るソフトが25年以上前にから一般に販売され始め作曲という敷居を下げたし、ボーカロイドで歌わせられることが可能になると音楽にブレークスルーを起こしたのに印象としてミクに代表されるように2Dコンテンツとしての側面が前に出ているため音楽制作ソフトというところがよく理解されていない傾向もある。
これだけ敷居を下げたのに言われるのはオタクの道具みたいなところだけ言われているのは音楽業界がボーカロイドの台頭を恐れネガティブキャンペーンを敷いているようにすら思う。音楽も事務所に所属し、そこからレーベルを通して楽曲を配信するという昔ながらの権威主義的なところから脱するためのブレークスルーをDAWとボカロが起こしているのに世の中の変化というのは起こりにくくなっている。
この議論もそういう議論の一部になっており、今を時めくアーティストの中にもボカロに縁がある人も多い。しかし、やっていることといえば昔ながらの事務所とレーベルからの販売だ。こうなるとアーティストが自由に音楽を作るというところからマーケティングから流行の傾向を予測しアーティストがそれを意識して音楽を作ることを強いられることとなり本来の能力を発揮できなくなる可能性をはらんでいる。
つまり作曲に対して事務所やレーベルからの何らかの要望や圧力で制作されることを路線化されるということだ。
プロになってからの話はそういうところだが、一般の人がどうか?という話になると会社員や学生が作る曲も多く存在し、その内容というのは別にごく普通のものから意味不明なものまで多く存在する。ある意味マーケティングの対象からは外れるようなものも玉石混交という形で存在しているからトレンドからは外れたような楽曲が自分のアンテナに掛かるようなものもある。
このように一般の人への敷居が下がったことで一般の人が楽曲を制作しネットに上げるから世相を表すものさしにはなっていると思う。暗いものが多ければそれだけ世の中に希望も無いわけだからある意味日本の現状を示していると言える。
オタクだから内容がどうこうという話ではなく、音楽制作の自由度が増して、敷居も下がっているから老若男女が参加している。ご老人であってもDAWとボカロの扱いを覚えてネットにアップする人も居るくらいだ。
なのでボカロというと若者のオタクのおもちゃのような印象でかかれることが多いが、決してそんなことはなく外国人もボカロで作曲しているし、小学生?(ここはそう書いているので信じるしかないが)もやっているくらいだ。
この記事は歌詞の色だけで語る浅い議論でしかなく何の参考にもならない。
書きたいものを書いているしそれは暗いものが多いという短絡的なモノサシでは計り切れない。
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