テキストサイトでならした俺たち長文書きまくり部隊は、更新速度を落としてXとかBlueskyとかに潜った。しかしmisskyとかthreadsとかでくすぶってるような俺たちじゃあない。ネタさえ通りゃ時間次第で何千文字でも書いてのける命知らず。不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、俺たち、特攻野郎AC部!(アドベント・カレンダー部の略)
■忍者と極道
https://comic-days.com/episode/10834108156722664318
この作品についてはたびたびオススメしているんだけど、「ニンジャスレイヤーとプリキュアが両方好きな人には絶対刺さる」という作風が俺の周りでは俺にしか刺さらないのでどうしようもない。
なのでニンジャスレイヤーとプリキュアに頼らない紹介を試みる必要がある。
そもそも「敵同士であることを知らずに友情を育んでしまった」という男同士の関係が嫌いなやつはいない(断言)。
忍極のお話の骨子はまさにコレであり、そこにまあまあ無茶な「忍者と極道は江戸時代から裏社会で対立している不倶戴天の敵」という土台があって、友情を育んだ理由として「互いに重度のプリンセスシリーズ(プリキュア)オタク」というのが乗っかっているのが異常なだけで、実はまっとうなお話なんですよ。いや多すぎるな異常成分が。
そしてこの作品には他にも特筆すべき特徴があって、まずルビ芸が過剰である。
一話からもう「決めようか 忍者と極道 何方(どちら)が生存(いき)るか死滅(くたば)るか!」であり、その後も「超危っ機い(クソヤッバイ)」とか「心底有難(マジアザ)ッス」とか「強請(オネダリ)」とかやりたい放題にルビをふるってくる。
このせいで仕事で「言語」に「ことば」ってルビが振られた誤植に気付かずに校了寸前まで行ってた。畏怖(ヤバ)くて超常(ヤバ)いぜ!
また、ポンポン景気よく生首が飛ぶ作風なのだが、「生首がよくしゃべる」というのも大きな特徴だ。
生首がしゃべることについては理由はない。ディオだって生首でしゃべってたでしょ。人は肺がなくてもけっこうしゃべれるのだ。
読者からツッコまれて開き直ったのか、最近では「生首になってから死ぬまでけっこうタイムラグがある」ことを利用したかっこいい死に様演出を繰り出してくるのですごい。いろいろ麻痺しているような気がする。
いかんな、特筆した部分がもれなく異常成分だ。
どう考えてもニンジャスレイヤーとプリキュアが両方好きな人にしか刺さらないことがより明らかになっただけだ。
でも、主人公に求められるヒーローの資質、「決してあきらめない」とか「恨みでなく優しさで戦う」みたいなものは、言ってみれば全てプリキュアが毎年やっているのであり、それを深く理解している作者が書くヒーローの姿はとてもかっこいいのだ。信じてほしい。
*好きなキャラクター*
愛多間七(あいだ かんしち)総理大臣。
「私を誰だと思っている!? 内閣総理大臣 愛多間七である!!」のキメ台詞は一見男塾のようであるが実際はまったく異なり、これはキュアハートこと相田マナさんのキメ台詞なんですね。そのうえ「官房長官・聖川」「警視総監・拳崎」「経団連会長・四刃」「幕僚長・窓香」と次々とドキドキプリキュアで見た名前のオッサンが集合し、まさかと思ったら米国大統領がレジー・ナッシュでもうだめだった。
https://www.mutukinoblog.com/%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%A8%E6%A5%B5%E9%81%93%E3%80%80%E5%85%83%E3%83%8D%E3%82%BF%E8%A7%A3%E8%AA%AC%EF%BC%88%EF%BC%92%EF%BC%89/#toc24
ていうかズルいでしょ窓香さん、元ネタが「〜ですわ」のお嬢様言葉だからってそのまま関西弁のオッサンに置換するなよ。
*好きなエピソード*
しのは君ときわみさんがプリトークしてるシーン全部。なんとお互いが敵同士と判明したあとも回想シーンでたびたびねじ込まれるんだ。
親友が敵だったときにちゃんとブッ殺せるかという話が今進んでいるので、二人の関係性もいよいよ終盤に入った感じがする。
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