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2024年10月09日17:22

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夏から秋へ、東京都武蔵野台地のたび物語 テーマ曲 SARD UNDER GROUND「フタリシズカ」立川昭和記念公園 神代植物公園、野川公園 多摩湖畔都立狭山公園 他最新レバノン情勢

今回�,�2024年10月以降のレバノンを中心に中東情勢を、�△砲録寝討�ら秋口にかけての武蔵野台地のたび物語である。全く異なる話題を一つの日記にした理由は、戦争とは無縁な日本では、四季を感じる豊かさがあり、自然を鑑賞するゆとりがあるからである。�△蓮�音楽グループのSARD UNDER GROUNDのメンバー脱退発表により、落ち込みが激しかった私自身の視点から進めていく。

前回10月1日付 変わり行く制度 SARD UNDER GROUNDについて
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1988511868&owner_id=32437106

 � ゞ枅�する中東情勢 レバノンでの戦い 2024年10月以降


中東情勢は悪化の一途を辿っている。10月2日に国連は、イスラエル軍のレバノンへの地上侵攻を受けて、緊急会合を開いた。イスラエル軍は、2日の深夜に首都ベイルートを空爆した。レバノン保険省によると、9人が死亡したと明らかにした。2日に南部を中心にレバノン全域にて、死亡者46人、負傷者85人が出たと発表した。昨2023年10月7日のガザ紛争以来、レバノン南部のヒズボラとイスラエル軍の間でも応酬が続いていた。レバノンでは死者1900人、退避を余儀なくされた住民120万人に上る。一方でイスラエル側も国境沿いの北部を中心に6万人が避難しているという。

 詳細 NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241003/k10014599231000.html

レバノン南部のヒズボラとガザ地区を実効支配するハマスの後ろ盾となるイランは、報復としてイスラエルに向けて、180発のミサイルを発射した。イスラエル軍は、大半を撃墜したと主張するものの、一部は軍事基地に落下していた。

 2日の国連緊急会合において、イスラエルのダノン大使は「我々は行動を起こす。イランは間もなく痛みを負うだろう」と警告を発した。

 アメリカのメディアによると、イスラエルは報復の対象として、イランの核施設を検討しているという。アメリカのバイデン大統領は、危険な核施設を避けるように説得しているとみられている。

 レバノン保険省は5日から6日にかけて、ベイルート南郊で30回にわたる空爆があり、死者23人、負傷者93人と発表した。7日、ガザでの衝突が起こって1年の節目、ベイルート南部へ再び空爆を行った。現地に記者を派遣するAP通信は、消防士10人が死亡したと伝えた。ヒズボラも応戦する。6日から7日未明にかけて、数十発のロケット弾を発射したとの声明を出した。一部は防空システムアイアン・ドームを打ち破り、レバノン国境から50km離れたイスラエルの都市ハイファに着弾したとみられている。負傷者は10人と報じられている。

 詳細 KWP 2024年10月8日付 https://kagonma-info.com/c0018/israel_steps_up_lebanon_bombing_20241008/

 イスラエルのネタニアフ首相は8日付けのビデオメッセージにて、ナスララ師の後継者サフィディエン師を殺害したと主張した。合わせて、レバノン南西部への地上作戦に踏み切ったと報告した。事態は緊迫感を増している。

 
�◆祺討�ら秋へ武蔵野台地のたび物語 テーマ曲 SARD UNDER GROUND「フタリシズカ」>
 
 憲法9条の下、日本は、戦争とは無縁な日常がある。確かに今、物価上昇に、労働者の賃金は追いついていない。遠い将来を考えると、少子高齢化により、年金財政も危惧される。2024年現在は、生存権を定めた憲法25条に従い、セーフティーネットが機能し、国民には、健康的で文化的な最低限の暮らしは維持されている。今回日常のささやかな幸せを見つける旅を描く。

舞台は、夏間から秋口にかけてのかつての武蔵野台地と呼ばれた東京の多摩地域である。武蔵野と呼ばれる台地は、清らかな水に恵まれ、古くから稲作を行ってきた。宅地開発により、景観は様変わりしたとはいえ、今なお昭和時代の面影を偲ばせる里山が、保存されている。2024年は、残暑が厳しく、9月中旬でも真夏日を観測していた。10月になり、朝晩冷え込み、ようやく秋らしくなった。

 今回旅のテーマ曲は、SARD UNDER GROUNDの「フタリシズカ」である。同曲は2024年8月21日(水)にリリースされた2nd オリジナルアルバム「涙色で」に収録された。ゆったりとしたバラードナンバーは、切なさを感じながらも、前を向いて歩く若者像が映る。曲名のタイトルであるフタリシズカとは、北海道から九州まで、山地に生える多年草の一種をさす。外見の特徴として、上部の節から伸びる2対から3対の葉っぱが、間隔を空けて対生する。背丈は30cmから60cm、花穂は1個、または3個から5個まで確認されている。目だたない林の中でひっそりと花を咲かせる性質から、孤独を抱えて生きる若者像にも例えられる。

 写真 左 フタリシズカ 掲載元 季節の花300より https://www.hana300.com/futari.html
 写真 右 武蔵野と呼ばれる地域の解説 掲載元 https://www.juhinkyo.jp/jibankaisetsu/todohuken/tokyo/jiban_tokyo.htm
フォトフォト
 
 デビュー時4人体制だったSARD UNDER GROUNDは、林で咲くヒトリシズカとは対照的に、明るい雰囲気を感じる。結成前の2018年まで遡ると、レコード会社GIZA studioが運営する音楽学校「ギザ・ミュージック」に通うレッスン生だった。ZARDに共鳴した4人が、コピーバンドとして演奏する中、同グループ会社の代表取締役を務める長戸大幸(ながとだいこう)氏に見出された。長戸大幸氏は、ZARDの坂井泉水を世に送り出した敏腕プロデューサーでありながら、実業家としても成功を収めている。彼女たちは、新たにZARDの存在を後世に伝えるトリビュートバンドとしてデビューが確約された。その名もZARDの頭文字を反転させ、「SARD UNDER GROUND」、ライブハウスで練習を重ねた。デビューから5年、福岡県福岡市、宮城県仙台市、東京都江東区お台場、愛知県名古屋市、大阪府大阪市を含め、全国5都市5公演のライブツアーのチケットは、ソールドアウトだった。グループとしての活動は軌道に乗ったかに見えた。実際には、2021年5月28日にオフィシャルホームページにて、体調不良を理由にギターリストの脱退が発表され、グループのメンバーは4人から3人に減った。デビュー5年を迎えた2024年9月末日には、残った3人のうちベーシストとキーボードリストが、新たな道を進むとの理由で、脱退を発表する。2024年10月1日からヴォーカルの神野友亜によるソロ・プロジェクトに移行した。今回、グループとして最後に発表した曲「フタリシズカ」の歌詞と共に、SARD UNDER GROUNDに思いを馳せながらも、武蔵野と呼ばれる地域を旅する様子を描く。

 舞台

�‥豕�都調布市 武蔵野の森公園 神代植物公園(夜間ライトアップ)2024年7月21日(日)

��東京都調布市 野川公園 2024年9月23日(月・祝)

�E豕�都立川市  国定昭和記念公園 2024年10月2日(水)
 東京都東大和市 多磨湖畔

          第1章 調布市 武蔵野の面影が残る公園へ

 前回神代植物公園に関する日記 訪問日2024年3月10日(日)必 第4章記載
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987218478&owner_id=32437106

 7月21日、日中35度を越える暑さの中、涼しくなる夕方を見計らい、自宅を出発して、野川沿いへと足を向けた。住宅地の中を流れる一筋の細長い川沿いは、踝まで水に浸かりながら生き物を探す子供たちの姿があった。トンボの幼虫ヤゴやドジョウが暮らす河川は、昭和時代の開発前の様子を映し出す。川から水を引き入れ、周囲には都会では珍しい稲作が行われている。古き良き日本の里山の姿を目にすると、郷愁が呼び起こされる。

 SARD UNDER GROUNDが発表した「フタリシズカ」には、過去の恋人を思いながら、日常を送る青年像が見える。

 歌詞:「大人になりたい影は遠く伸びて 思い出を引きずりながら 一人歩く」

 夏の盛り、午後5時30分を超えると、さすがに陽が傾きつつあり、陰が出来始める。川沿いを散策するうちに、いつの間にかリラックスできた。

 向った場所は、中心に湧水池がある武蔵野の森公演、調布飛行場と野川沿いの狭間に位置し、子供たち用の遊具も設置された。昼間自宅で過ごしていた周辺のファミリー世帯も、滑走路を見渡せる広々とした公園を散策する。

 歌詞「アスファルトの小さな白い花さえ 知らないふりされているような冷たい歩道で」

 周囲に中むつまじいカップルや、ワンチャンを連れて会話をする人たちとすれ違うと、疎外感さえ抱いてしまう。夏の間花の種類は乏しい。アスファルトの合間の花壇に青、または白の花弁を付けたキキョウが育つ。瑞々しい清涼感に溢れるキキョウにも、見透かされているようだった。

 ふと公園の修景池に目を転じると、小さな鳥の姿が映った。水際で採食し、首をしゃくりながら、移動する。正体はクイナ科のバンだった。修景池では、毎年のように子育てをしている。親鳥は、全身グレーに、頭の一角が濃い赤に染まっている。対照的に子供の体色は白色と灰色が混ざっていた。親子の姿を観察するうちに、感情移入してしまった。


フォトフォト

 サビの歌詞:「フタリシズカ 見えないものには気づけない。見えなくなっていることにも気づかない。太陽が眩しい今日も窓辺で猫が鳴いている」

 我々人は、注意をしないと、大事なものも見落としてしまう。周辺の散策客は、池に目を転じようとしない。親鳥は、子供の旅立ちをうながしているのか、そっぽを向くかのように離れてしまった。雛鳥は、鳴き声を出すものの、執拗に後を追う気配はなく、s途中で方向を変えた。我々ヒトは、自分たちが特別なように錯覚してしまう。元を辿れば、必ず母親のお腹から生まれ、ミルクを飲んで育てられる。成長に従い、食事メニューも変わり、歯の発達に伴い、肉を食べられるようになる。鳥達の世界は、生まれて数週間で親元から離れ、巣立ちをうながされていく。我々ヒトよりもはるかに、自立心に飛んでいた。

 歌詞:「あの雲を包む蒼空がどこまでも 続いていることを知って 大人になってゆく
大人になるたびに あなたに溺れてく」

 ヒトも、親から面倒を見てもらい、小学校、中学校、高校と学びの場を与えられる。その先は、就職や進学へと進路は別れる。心も体も発達し、異性と出会い、恋に落ちる。鳥達と比べて経過は遅いながらも、確実に我々ヒトも大人への階段へと上がっていくのだった。

 SARD UNDER GROUNDも、デビュー当初は、まだ自身がもてなくて、堂々とステージに立てなかったという。リリース記念イベントにより、道行く人々の視線を集め、次第に場慣れしてきた。コロナ禍は、移動を極力避けて、地元の大阪のスタジオで練習する日々を送る。ヴォーカルの音域も、演奏力も格段に上がった。3人のメンバーは、バンドとして表現力がアップしたことに手ごたえを感じる。

 写真=2024年8月21日(水)オリコン社へ訪問時の様子 掲載元 ORICON MUSICよりhttps://www.oricon.co.jp/news/2341049/photo/1/
 フォト

2019年9月18日にリリースしたデビューアルバム「ZARDtribute」を新たな音源で撮り直したい、との思いを抱いたという。実際に、2024年3月20日にリリースした「ZARD tribute Best celection」は、デビューアルバムの収録曲を中心に組まれているとはいえ、tribute2024verとして再録されている。2024年1月14日(日)に銀座山野楽器店から、4月14日(日)奈良県イオンモール橿原 サンシャインコートまで、全29公演にわたり、リリース記念イベントを開催していた。デビュー5周年は、ファンと対面が多く、ますます距離を縮めた。

 7月21日は、野川に程近い、調布市神代植物公園で、夜間特別開館を実施していた。園内の温室では、マダガスカル原産サガリバナの開花タイミングとも合わさっていた。係員によると、夕暮れ時から徐々に咲き出すという。また温室の前の噴水広場では、夕暮れ時から、ライトアップが始まる。演出の一環として、シャボン玉も飛ばされる。非日常的な空間を演出する特別な光のショーは、泡のように飛び散るシャボン玉と光の装飾イルミネーションを重ね合わせ、「バブルミネーション」という。

写真=時刻19時15分
フォトフォト

 空が青みを帯びたトワイライトタイム、ライトアップされた噴水と風に乗って空へ上がるシャボン玉が競演を果たした。真夏の夜のひと時、人々は日常を忘れ、一心に見つめていた。


      第2章 9月23日(月・祝)野川公園

 前回野川公園の訪問 2021年9月20日付け https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980402249&owner_id=32437106

 首都圏が雨上がりのこの日、SARD UNDER GROUNDのファンは、皆ふさぎ込んでいた。前日の9月22日に、過去最大規模のライブツアー、全5公演の千秋楽、Zepp Osaka Bay sideのフィナーレにて、ベーシストの杉岡泉美とキーボードリストの坂本ひろ美が、9月30日付けで脱退するとの発表があった。合わせてオフィシャルホームページにて、メンバー3人のコメント文を掲載した。ヴォーカルの神野友亜は、小さい頃からの夢である歌手生活を続けていく意思を示した。グループとして最後となったライブツアー、彼女は特別な思いを抱いていた。ツアー2公演目となる仙台市の仙台PTでライブが開催される日、奇しくも24回目の誕生日とも重なっていた。ファンからお祝いの言葉を貰うと共に、メンバーから花束を贈られた。

 写真=仙台公演後の様子 
フォトフォト

事実を知らないファンは、次のデビュー10周年に向けて、順調にステップを踏んでいるとの認識があった。9月16日の東京都江東区Zepp Diver cityの公演を経て、18日のデビュー5周年記念日には、You tubeを通して、特別生配信が行われていた。メンバー3人は、過去のスケジュルーを振り返りながら印象を語り、リアルタイムでファンから寄せてくれたメッセージを読み上げる。ラストには、スタッフからバースデーケーキが運ばれ、互いに身を寄せ合いながら、カメラの前でにっこり微笑んだ。既に二人は、デビュー5周年の節目を迎え、次のステージへ旅立つ決意を固めていた。

 私自身、事実を知った際、落ち込みが激しかったものの、気分を少しでも変えるため、彼岸花の名所である野川公園へと向った。フタリシズカのBメロの歌詞には、失恋後の若者の様子を描いている。また、推しのアーティスト脱退により、ふさぎ込む人々の気持ちを代弁しているようだった。

 歌詞:「手放した時から痛む心は 愛した証拠なんて そんなの綺麗ごとだよ」
 
 夏の暑さの影響により、丁度お彼岸の時に満開を向かえるはずのヒガンバナの姿は、まばらだった。花言葉は「情熱」や「悲しい思い出」である。緑の下草に覆われた中、真っ赤な花びらは、かつての自分の思いを表していた。

 歌詞:「真っ白な靴を踏まれたくないから 逃げるように人ごみを抜けた 明日が重くなる」

 狭い散策路で、若いカップルや小さい子連れのファミリーとすれ違う際、どこか切なくなってしまう。今は、幸せそうな人と会いたくなかった。もう一つの奥まったところに咲いている「ヤマホトトギス」を求めて、足を向けた。花言葉は「永遠にあなたのもの」、または「秘めた意思」である。花期は8月中旬から9月中に及ぶものの、一つの株につきわずか2日の命だった。一つ一つの株の命は短くても、比較的長い期間、可憐で小さい花が、入れ替わりに咲き出す。心が傷ついた人が、くじけずに、思いをぶつけていく様子を感じられる。薄い紫の花は、緑一色の世界で、確かに息づいていた。

 写真=ヤマホトトギス      写真=ムラサキシキブ
フォトフォト

 帰りに出口付近で、明るい光に照らされて、小さな紫の粒の塊「ムラサキシキブ」に出会った。紫色の実の清楚な美しさを、『源氏物語』の作者である紫式部に例えて、命名された。 花言葉の「聡明」は、才女として語り継がれている紫式部そのものだった。 雑木林の一角に設けられた自然観察園で、花との出会いを通して、心の痛みが緩和された。

 サビの歌詞:「フタリシズカ 見透かされている気がして 見えている未来を隠した」
 
 自然に咲く花に、心の中が吸い込まれ、自己を投影した。確かにヒガンバナの真っ赤な花は、推し活に傾ける情熱を示していた。一方で、小さなヤマホトトギスは、いかに自分がデリケートで傷つきやすいか、教えてくれたようだった。最後に出会ったムラサキシキブの花から、ささやかなな幸せを探そうと、気を取り直した。花は全てを教えてくれるようだった。

 歌詞:「太陽がまぶしい今日も素直になれない日が続く」

 天気がよい日でもふさぎ込んでいれば、何も変わらなかった。外へ出ることにより、一歩踏み出せた。

歌詞:「ひとり寂しい夜を愛していたいから 寂しさに名前をつけて 大人になってゆく  
大人になるたびに 夜に溺れてく」
                              <Bメロ終わり>

    第3章 10月2日(水)立川昭和記念公園 

前回昭和記念公園訪問 2024年4月14日付 必 第3章に記載
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987395407&owner_id=32437106

 SARD UNDER GROUNDのベーシストの杉岡泉美とキーボードリストの坂本ひろ美は、9月30日付けで「幸せになりますように」の言葉を残して、グループを去っていった。新たに神野友亜のソロ・プロジェクトとして再スタートを切る。

 10月2日、日中の最高気温が30度を越えたこの日、朝9時30分の開門直後に、立川昭和記念公園へと向った。米軍基地跡を整備した公園は、植栽に力を入れて、四季を通して花が咲く。みんなの原っぱ園の南側は、カーべラとコスモスが競演を果たしていた。草の切れ目には、線路が残されていた。その周囲を縁取るのは、葉っぱがふさふさとしたコキアだった。レールの中は砂利が敷き詰められている分、植物は根付かず、草に埋もれることなく、しっかりと顔を出してくれた。人々は、古くから遠い場所へ運んでくれる汽車に思いを馳せていた。今では、首都圏を中心に、複雑に線路が張り巡らされ、駅郊外へとバス網が伸びる。当たり前のように使っている公共交通機関は、都市化の進展と共に発達していた。かつての貨物列車跡を彷彿とさせるレールは、昭和時代の人々の生活感が漂っていた。
フォトフォト

花園の一角には、別世界へ送り届けてくれそうな黄色い扉が置かれていた。その先には、新たなステージへ旅立った2人の道程を示すかのように、芝生に忽然と聳えるケヤキの木へと続く。

 原っぱの西側に移動すると、コスモスの密度が高くなる。ケヤキの木との距離感が近くなり、緑の芝生に立体的に浮かび上がった。円形の原っぱに立つ凛とした趣を成すケヤキは、我々来園者を受け止めてくれる程、大らかな人柄を想像する。暑い日中は涼しい木陰を提供してくれる。

 Cメロのサビに繋がる歌詞:「分からないことが増えるたび 名前を呼ぶたび あなたのことを強く求めてしまうの I need you」

 まるで別れてしまった恋人のように、SARD UNDER GROUNDのファンは、笑顔で人々を愉快にするベーシストの杉岡泉美、落ち着いた態度で接するキーボードリストの坂本ひろ美を追い求める傾向にある。彼女たち二人が必要で、バンドとしての活動を期待していた。

 私は、撮影において、廃線跡を彷彿とさせる踏み切りや、二つの秘密のドアを前景に、ケヤキの木を主役として引き立たせる。鮮やかなコスモスのピンク色が引き立ち、メルヘンティックな光景に写った。

 フォトフォト

 午前11時前に、里山を保全した「こもれびの里」へと移動した。歩道沿いには水田が、一段高いところにそば畑が広がる。水田と畑を隔てる土手に、ヒガンバナが点々と連なっていた。ところどころ咲いている柿の木も、実を付けていた。夏のように暑かったものの、季節は着実に秋へと向っている。

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 Cメロのサビ「見えないものには気づけない。見えなくなっていることにも気づかない。太陽が眩しいいつも 窓辺でネコが鳴いている」

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 我々人はほかのことに気をとられていると、観察力を失う。窓辺で日向ぼっこしているネコよりも視野が狭まり、新たな景色が見えなくなる。

 歌詞:「あの雲を包む空がどこまでも 続いていることを知って 大人になってゆく ヒトリシズカ あなたに溺れてゆく」
                             END

真っ青な空、太陽光に照り映えた里山に身を置き、悩みを忘れることができた。気持ちも新たに前に進んだ。

 第4章 ファイナル 10月2日 多摩湖畔東村山市狭山公園

 前回同地域訪問 2022年3月21日(月・祝)SARD UNDER GROUNDの立川リリイベと共に https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981926191&owner_id=32437106

 夕暮れ時を見計らい、多摩都市モノレールの終点上北台駅から、北東へおよそ4,5km、埼玉県所沢市と東京都東大和市を結ぶ多摩湖へ向った。人口の水がめは、2つの都県に跨る。堤防の上には、散策路が設置され、南の東京都民と北の埼玉県民がすれ違う。高い場所に設置されたダムの東側の谷底は、都立狭山公園、武蔵野の面影となる雑木林が残っていた。

 北側の埼玉県所沢市側の休憩スペース付近から、つくしを前景に、沈む夕日を狙った。湖を縁取る森林地帯に沈む夕日を眺めるうちに、心が真っ赤に染め上がった。確かに推しのメンバーがいなくなることは寂しいこと。リリイベを通してファンと対面した彼女たちは、謝罪の言葉を残した。人一人、同じ価値観を持つわけではない。メンバーから離れる2人は、将来を考え、異なる道を進むことを選んだのである。真っ赤な夕日が、次のステージへ進む彼女たちを照らし出していた。

 写真=16時53分        写真=17時1分
フォトフォト

 夕日が沈むと、散歩客もサイクリストも帰途につく。下界の公園内で追いかけっこしている子供たちの姿は、いつの間にかいなくなった。周囲で人の話し声が止むと、微風によって波立つ水音が、かすかに耳に届く。東村山市の方角へ歩きながら、一戸建て住宅の背後にビルが聳える町の中心部を狙って撮影をする。


 丁度西武多摩湖線が通るタイミングで、スローシャッターを切ると、列車の窓から漏れる明かりにより、光の帯が映った。右脇にススキを入れることにより、秋らしい季節感が漂う1枚になる。西側の空は、陽が沈んでも、いまだに赤みを帯びていた。東京都と埼玉県を結ぶ人口の多摩湖は、巨大な水がめでありながら、市民の憩いの場である。富士の頂もくっきりと望めた。

 写真=17時39分         写真=17時45分
フォトフォト

 10月も第2週を迎え、SARD UNDER GROUNDのファンの心は、落ち着きつつある。何よりも、周囲を海に囲まれた日本列島は、民族や宗教が異なる国同士が接する中東地域と比べると、他国との争いが起きにくい。国民同士の一体感から、安定した社会を築き上げていた。豊かな暮らし振りを示す光景の一つが、音楽やスポーツイベントだった。SNSを通して、5年間SARD UNDER GROUNDの一員として活動した杉岡泉美と坂本ひろ美に、感謝の気持ちを綴る投稿が日増しに多くなった。ヴォーカリストの神野友亜は、10月8日(火)に、自身が毎月火曜日の第一週に出演するFM滋賀 e-radioの「キャッチ」の収録に望んだ。

フォト

この日は1年に平均2回のみになる県庁所在地大津市のスタジオに足を運び、駆けつけたファンの前に姿を見せた。生放送中、スタジオのファンから届いたメールを読み上げたという。彼女自身は、小さい頃から夢だった歌手としての活動を続けていく。


 

 
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