なんといっても

>「ワンタッチ痴漢」という言葉自体は10年以上も前から使用されているが、裏を返せば未だに警視庁やメディアが「ワンタッチ痴漢」という言葉を使っているからこそ、今なお“ワンタッチ痴漢”が減っていないのではないか。
(ニュース記事より引用)

「ワンタッチ痴漢」なる言葉の存在は、この記事で初めて知りました。
警察やメディアで10年以上も前から使われているとは。
ほんと、「ワンタッチ痴漢」という軽い呼び方があるから、その「ワンタッチ痴漢」がなくならないんですよ。
こういう言葉を使う人は、自分の彼女や奥さんや娘がその「ワンタッチ痴漢」の被害者になっても「あー、ワンタッチ痴漢ね」で済ませるんかいな?
犯人を取っ捕まえて、歯が全部折れるまでブン殴っても気が済まないでしょうに。

これは近頃は使われなくなってきたような気もしますが、子供に対する性的暴行を「いたずら」と言い換えるのも、ことの深刻さ・重大さをぼやかす危険な行為だと思うのです。

あと、物事の本質をぼやかす言い換え言葉といえば、なんといっても「いじめ」。
暴行・傷害・器物損壊・脅迫・名誉毀損・自殺教唆など、正しい言葉で表現すれば重大な犯罪です。
どこの誰が言い出したか知りませんが、日々どこかで起きている、人の命に関わる重大犯罪をこの軽い3文字に言い換えた罪は重いと。
どっかの高名なあーちすと様が「うんこ食わせたりしたんだよね(笑)」などと武勇伝として語っていた、「ロッカーに閉じ込めて土手から落としたりした」とかいった障害があるクラスメイトへの暴力行為も、「いじめ」の3文字に置き換えられて、軽いイメージになってしまって。おまえそれは「殺人未遂」って言うんだよ、と。

どこかで見かけた「我が子がいじめの当事者だった人」の漫画に、子供が「『うざい』『キモい』って普通に言うじゃん、そんなことでいじめだなんてひどいよ」という内容のことを言う場面がありましたが、そりゃおまえ立派な(?)いじめだよ、おまえはそう言われても傷ついたりしないんか? …と。
やる側の意識としてはそんなもんかも知らんけれど、された側はショックを受けたり傷ついたりするんやぞ。

日本では被害者の子が学校に行けなくなったり、「ひとりの死んじゃった被害者より、10人の生きてる加害者の将来のほうが大事だから、ここは穏便にネ★」なんて腐れた考えが蔓延していたりしますが、海外では加害者のほうを学校から引き離して指導するのが当たり前なんですぜ。
…まあ、この日記の主も、行くのが嫌なのに無理やり行かさせられてそれを苦に自殺してしまうくらいなら学校なんて行かなくていいんだよ、という考えですが、よくよく考えたら、なんで被害者がそういう風に逃げなきゃならんのだ。
なんなら加害者のガキをひとりずつバラバラに転校させ、転校先で「えー、こいつは前の学校でいじめの加害者でした。よろしく」と紹介して理不尽にいじめられればええんだと思いますが、そういうガキはてめえがやったことを棚に上げ、かわいそうな被害者ヅラをするに決まっていますからね。

「ワンタッチ痴漢」の犯人も「いじめ」の加害者も、そしてこれらの言い換え言葉の発明者も、しょっぴいて刑務所に10年くらいブチ込んだれや、と思います。




■卑劣な痴漢を“ワンタッチ”？ 軽い呼び方に違和感。犯罪をマイルドにする「危険な言葉たち」
(女子SPA！ - 09月11日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=8015154