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2024年07月11日23:58

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昔の映画

昨日キネマ旬報ベストテンの昔の順位見ててビックリしたこと。1936年の外国語映画部門一位が「ミモザ館」だったのよね(http://www.kinenote.com/sp/award/kinejun/y1936.aspx)。これ、今回ボローニャの復刻映画祭で観たやつで。ジャン・ギャバンの「望郷」やマルレーネ・ディートリッヒの「モロッコ」は有名な映画なんで絶対観なきゃだわ!って観に行ったんだけど、これは時間がちょうど空いてたから知らんけど観ときましょ、監督のジャック・フェーデ、聞いたことないけど今回この人の映画かなりやってるから有名な監督だったんでしょうね、の感じで観に行ったのよね。で、別に感動も「いい映画だったわね」もなく。それで一位!

イヤさ、「モロッコ」見たときも話が唐突でいいとは思えなかったけど、1931年キネ旬一位でさ。フーン、昔の感覚はわかんねーわ、って思ってたんだけど。「望郷」(1939年一位)はよかったので、わかるのよ。ジャン・ギャバンがアナベルとパリの話で盛り上がって恋に落ちて、警察に騙されて逮捕されたあと、波止場でアナベルの名前を呼ぶところがパリへの望郷の感と恋人への思いで胸がキュンとなる感じで。原題は主人公の名前をとってPepe Le Mokoだけど、邦題を「望郷」にしたのもよかったと思うし。

なんかさ、アタシの歴代で一番好きな映画がフリッツ・ラングのMだし、小津の「生まれてはみたけれど」見たとき、サイレントなのに感情とサラリーマンのペーソスが伝わってきてなんていい映画かしら!って思ったので「古い映画はカス」ってんじゃないのよね。歴代いい映画だったわね〜、って思った映画に1940年代・50年代の映画多いし。でも今の感覚で見ると当時は革命的だった手法が今だとみんな使ってるのでわからない(市民ケーンとか勝手にしやがれとか)、ってのもあるので今の視点でみると昔の映画の「出てきた時の衝撃」をちゃんと理解できないのはわかる。でも、「ミモザ館」にはそういうのもなかったし、プロットのひねりもなく、何がよかったのかよくわからない。

いや〜、今回は吉村公三郎シリーズを期待して行ったんだけど、4本観て、もう見なくっていいわね、って思って。それで「夜の河」がキネ旬2位だったのにもちょっとへ?ってなったんだけどさ。いい映画なんてそんなにたくさん毎年作られるわけでもないのに、毎年毎年ベストテンと10本も映画選ぶのが間違いなのかしらね?
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