先日、ワシ宛に「お前の絵を買いたい」という海外からのメールが。
でもって「取引はNFTサイトを介して」と。
指定されたサイトへ行き、何回絵をアップロードしても一向に画面に反映されず、「何回やってもダメなので、この取引はなかったことに」と返信したところ、別のNFTサイトを案内されましてな。
そっちではなんとかかんとか絵をアップロードできたのですが、絵の売買にあたっての「ミント」とかいう操作ができず、なんでもそれには日本円で10万円の手数料をあらかじめ払わなければならんとのことなので、
「ワシは金銭の支出はしたくないので、この取引(以下略)」
↓
「私は確実に絵を買うので、その支出はすぐに回収できる」
↓
「だから支出はしたくないんだって」
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「今までに絵を買った実績を見せる」(と、他の人とのやりとりらしいスクリーンショットを送ってくる)
「金なら払う保証がある」(と、暗号資産の残高のスクリーンショット)
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「ワシは一時的なものであっても金銭的な負担をするのは嫌です。この取引を終了させてください。ありがとうございました」(と、アカウントをブロック)
…思えば、なんとなくぼーっと描いた絵に2,000ドルものお金を出す、というのがどうかしているんですよ。日本円で言えばいくらだ…26万円ですか。 引くわ。
それに、「絵ならなんでもいい、1点以上買う」と言われても、本当に買ってくれる保証はどこにもありませんし。
「今までに絵を買った証拠」のスクリーンショットにしても、偽造したものとは言えない保証はこれまたどこにも。
それにしても、絵を出品する側に事前に10万円ものお金を出させるNFTサイトというのも、どんなもんなのか。
もしかするとこの人はこのNFTサイトの回し者で、登録料を出させてあとは知ったこっちゃない、という「田んぼによくいる白い鳥」のパターンなのかも、と思いましてな。
昔、企業に薄い本の買取委託を頼んだ時には、「通販カタログへの掲載料」として2,000円がかかった事がありましたが、それとは桁が違いますからね。
我ながら疑り深すぎ、とも思いますが、なんぼなんでも10万円はないでしょーよ。
買う側がそれを出すのならまだしも。
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