mixiユーザー(id:4838143)

2024年05月22日10:27

6 view

外国名の漢字表記

團伊玖磨のエッセイを読んでいたら、「越南旅行」って書いてあって、「越南」ってどこだよ!って言ったら、ふりがなでヴェトナムって書いてあった。
團伊玖磨は、出来るだけ日本語表記を心がけているらしく、外来語のカタカナを使わない。英語とかフランス語とかイタリア語とかドイツ語は英字で表現していて、カタカナの時はより近い発音でカタカナにするから、余計分かりにくい時もあるけれど、元々ある日本語にこだわっている。だから、旧字も多いし、古い漢字が多い。
まあ最も、最近の薬局の訳の分からない看板より解りやすい。
薬局の看板で「処方せん」って書いてあると、処方をしないって意味になるからね。でも漢字で「処方箋」って書いてくれれば、処方の紙(ふだ)だって解る。
付箋、便箋、一筆箋も、ひらがなで「せん」って書いてあったら意味不明になる。
因みに、つけない、便しない、一筆しない、になっちゃうな(^o^);
でも漢字だと意味が直ぐわかる。

見慣れている、英国、米国、豪州、印度なんて分かりやすいと思うけど、美国、馬達加斯加、愛蘭、𠸄咭唎なんて全然解らんよね、これはアメリカ、マダカスカル、アイルランド、イギリスと読む。

外国の名前を漢字で表現するのは古代中国から連綿と続いていた訳だけれど、日本では、遣唐使以前から中国からの漢名が知られていた様で、明治時代まで広く続いていた様だ。大正時代になってようやく、カナ表記が多くなったようだけど、戦争前後の新聞なんて、結構漢字で国名が使われてるよね。今でも、英国、米国、豪州、印度みたいな漢字は知ってる人が多いのは、略語で漢字を使ってることがあるからだろうね、例えば、映画のタイトルの後に、(米)とか(英)とか(仏)とか、一文字で判るしね。

で、「土耳古」これはトルコと読むそうだけれど、実は統一されてなくて、当て字的に頒布された漢名は、土耳其、土耳格、土児其、都児格、都児古、土留古、度爾挌と、全部トルコ。(解らねえよっ!)
面白いのがあって、氷州、氷島、愛斯蘭これはぜんぼアイスランド。貌列顛、貌利顛、大貌利太泥亜、貌利太泥亜、貌利太仁亜、及列的不列巓、比利達尼、、諳厄利亜、諳厄利これ全部イギリス。
まあその、各国別に色々たくさんあって面白いのだけれど、訳わからん、読めん、てのばっかりだった。
でもね、スパッと分かって楽しかったのは、伊太利、伊太利亜。 イタリーとかイタリアで、判りやすい(^o^);

ふぉーっふぉっふぉっふぉっふぉ(^o^);

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年05月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る