mixiユーザー(id:25773567)

2024年05月19日23:55

41 view

昔の男はあれがデフォ?それとも小津がA-holeなだけ?

昨日さ、田中絹代シリーズ第一作の小津の1948年の「風の中の雌鶏」を見てきたのよ。ま、小津らしい映画の構図が貫かれてて、まぁそうねぇ、とは思ったんだけど、主役の佐野周治がJerkというかA-holeというかそれはそれはイヤな男で「何なのコイツ?ひどくね?」って思ってしまったわ。

ってのもさ、映画の前半は佐野周治まだ戦争から帰ってきてなくって田中絹代とその友達の周りの話なんだけど、子供が急に病気になって入院するんだけど、入院費払う為に知り合いの売春宿に出入りしてる人に頼んで一夜だけ客をとる、それからしばらくして佐野周治が帰ってきて、いなかった時の話をしているうちに「子供が病気にならなかったか?」の話から20日ほど前病気で入院して、から「金はどうした?借りたのか?」で田中絹代ゲロってしまう。そこで佐野周治が怒るのよね。

まぁそこで怒るか?「すまなかった、俺がいないばっかりに苦労かけさせてしまって」と謝るか慰める場面じゃないのか?ま、アタシは男女の嫉妬感とかがわからない人間なのでそれは「もしかしらた嫉妬してそうなるのか?」ってのはあるかもしれない、と思ったのでそれは置いといて。で、佐野周治怒って夜は帰って来なかったり、田中絹代が行ったという月島の売春宿に自分も客を装って行って女を呼んでみて、やってきた若い女の子に話を聞いて「みんなしかたなくやってるんだ」というのを知る、って感じでさ。それでも「こんな仕事」と女の子に蔑みの言葉を言ったりして上から目線。で、そこから帰ってきて、「昨日はお帰りになりませんでしたのね。お疲れでしょ?」とねぎらう田中絹代を後にまた出かけようとするので田中絹代が「今日は家にいてください」と懇願してもみ合いになって田中絹代を突き飛ばすことになってあの有名な「田中絹代が豪快に階段から転げ落ちる」シーン。

https://www.youtube.com/shorts/2FIxKHDXLbM
(あらおかしい、貼り付けられないわ)

で、そこで階段の下に横たわる田中絹代に駆け寄って大丈夫か?と抱き起すこともせずに階段の上から「オイ、大丈夫か?オイ、オイ、起き上がれるか?」とか言うだけ。へ?それはあんまりなんじゃない?アリエナクね?って思ったのよ。普通人間の心があったら、自分が突き飛ばして階段から落ちた家族の一員、駆け寄って大丈夫?怪我しなかった?っていうもんじゃない?それもせずに階段の上から声かけるだけ、なんてどんだけ鬼畜?って思ったのよね。

その後田中絹代が「私が悪かったんです、気のすむまでなんでもしてください。私は我慢します。ぶってください。さぁぶってください」って迫るのよ。でそれで佐野周治和解して「過ぎたことだ、もう忘れよう。俺も忘れる。これからいろんなことがあるだろうが二人で頑張ろう」といい男ムーブをかまして映画が終わるのよね。

いや〜、こんなの見せられたら不完全燃焼じゃね?ってかなんでこの酷い男は自分の鬼畜ぶりに苦しまないのよ?もっと酷い目に合わせてやらないと、観客の鬱憤がはれないわ、って思ったわよ。

それより一番思ったのが、アタシがGHQの検閲官なら「こんな男尊女卑の映画、戦前の家父長制の価値を引きづってる。もっと男女平等に描け、それが民主主義だ」って言って検閲通さないわよね。これでよく検閲通ったもんだ、と思ったわ。

こんな男がA-holeなの、当時は普通だったの?それとも小津が男尊女卑のショーもないやつだったのでこんな映画ができてしまったの?アタシは小津がショーもないやつだとおもってるんだけど、どうかしら?だってあいつの映画、なかなか女性蔑視よね?この時代にも普通の感覚の男はいただろうに。誰も何も言わなかったのかしらね?

それにしても田中絹代、なんで人気があったのかアタシには全然わからない。映画のなかでも「男好きのする顔だよね」と子供が入院した病院の看護婦に言われたり彼女を売春宿に紹介する人に最初のところで「トキコさんもきれいなんだからこんな着物を売らなくってももっと楽にお金が稼げる方法もあるのに」とか言われてるのよ。でも今の感覚だと全然「きれい」って感じじゃないからさ。ブスとは言わないけど。ああいう左右対称でこじんまり整ってて小顔だから、きっと今風の化粧をしたらそれはそれで美人にはなるんでしょうね、とは思うけどどんなになるか?今風の化粧をした田中絹代を見てみたいわ
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年05月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る