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2024年05月19日11:38

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自宅で観た映画(イコライザー THE FINAL、コカイン・ベア、ロスト・フライト)

久々の3本レビュー。
今回は未見の新作を3本レビュー。

5/14(火)
「イコライザー THE FINAL」The Equalizer 3(2023年)
主演 デンゼル・ワシントン 
監督 アントワーン・フークア 
Amazonプライムで鑑賞。
元DIA工作員のロバート・マッコールはシチリア島でマフィア組織を一掃したが負傷してしまう。
そんな彼を救ったのは家族を持つ国家憲兵。
彼の住むイタリアの町で療養するマッコールはいつしかこの町が好きになりつつあったが、
しかし、この町には極悪非道なマフィア組織の暴力が蔓延っていた。
イコライザーは過去日記でもレビューは書いてるのですが、1はその年のベスト1位にする位に好きな大傑作。
しかし2は1より劣るイコライザーらしさが無くなった凡作でガッカリであった。
その3作目、2の事もあってそんなには期待はしてなかったが、2の反省もあったのか原点に戻ったような印象も受ける。
2で何故か髪を生やしたデンゼル演じる主人公マッコールだったが、この3では再びスキンヘッドにした辺りから原点に戻ろうとした心意気さえも感じたし、
あの1でも特徴的だった紅茶好きで飲む時はナプキンを必ず敷く几帳面すぎる性格描写を出すこだわりからして、1が好きだった私には嬉しかった。
今回は自分を救ってくれた一見平和な町を脅かす悪の組織を退治するというストレートに悪人退治する内容。
やはりその最強ぶりは健在で、情け容赦に悪党どもを無残に殺していくあたりスカッとさせる。
最近アニメの「北斗の拳」を再見してるせいか、町を脅かす極悪非道な悪を情け容赦なくぶっ殺すケンシロウとマッコールに何か共通するものさえ感じる。
この本作自体は2よりは最後まですんなり面白く見れたのは良かったが、
やっぱりこのシリーズは1が一番面白い。
何故なんだろう?とふり返って考えたが、1が2と3より優れた点は悪役。
1の悪役マートン・ソーカスが印象に残るほど最高だったのが大きかったと改めて思う。
ただでさえキャラのインパクトが濃い過ぎるデンゼルに対抗できるくらいだし。
この3の悪役(特にラスボス)は確かに極悪非道な奴ではあったが、やっぱり印象に残るほどのインパクトが無い。そこがちょっと物足りなかったか?

5/15(水)
「コカイン・ベア」Cocaine Bear(1985年)
主演 ケリー・ラッセル 
監督 エリザベス・バンクス 
Amazonプライムで鑑賞。
飛行機で麻薬密輸しようとした男がパラシュートで降りようとしたら過って事故死し、
大量の麻薬は森林に落ちて熊が食べてしまう。
それで狂った熊は次々と人を襲う。
コカインを吸った熊が人を襲う。
このぶっ飛んだ設定だけでも興味そそる内容で、ある種のトンデモ動物パニック映画として期待満々で見たのだが…
正直、内容の作りがどうも好みではないというか内容が気に食わん。
設定からしたらコミカルな内容なのは容易に予想はしたが、どれも中途半端で笑えない。
全編殆ど群像劇のように数人の登場人物によるどうでもいいようなセリフのやり取りが多くて返ってウンザリ。
後半に小熊が出て来て「コカインを吸っただけで熊は悪くない」アピールも大嫌い。
確かに熊は人を襲うしスプラッターな描写はあるにはあるが、全く陰惨さが無い。
ラストは熊をバズーカとかで退治しないとダメ!
自分が監督だったら、人物の無駄なセリフは減らし、変にコミカルにしないで真面目にコカインに狂った熊が人を殺しまくって喰う陰惨さをこれでもかと思いっ切り描くわ。
その方が逆に返ってその真面目な陰惨さに変なコミカルさも出てくると思う。
熊自体も「グリズリー」みたいにそんなにでかくないし(等身大の人間と同じ)
監督のエリザベス・バンクスは色んな作品で数多く見た事のある女優(女優業に専念しなさい)
ちなみに最近亡くなられたレイ・リオッタ(いつものよくやる悪役です)が出てるがこれが遺作だったとは…

5/15(木)
「ロスト・フライト」Plane(2023年)
主演 ジェラルド・バトラー 
監督 ジャン=フランソワ・リシェ 
Amazonプライムで鑑賞。
元英空軍のパイロットが機長であるシンガポール発東京行きの旅客機は、
急遽護送する事になった殺人犯も乗せて航行中に嵐に巻き込まれ、
ゲリラ組織が支配する島に不時着してしまう。
主演がエンドオブシリーズなどでお馴染みジェラルド・バトラーのアクションものだからと期待して見たら予想以上の傑作!
ストーリーや前知識は全く知らない状態で鑑賞。
最初のくだり、乗客が14人と少ない中、突如護送中の殺人犯を乗せる事になるから、
この殺人犯が飛行機内でジャックしてのパニックもの?と期待したら、
そこから凶悪なゲリラ組織が住む島に不時着しての攻防戦。
そもそもジェラルド・バトラー演じる主人公が「元英空軍」という設定からして只者ではないだろう?と期待したらまさにそうだった。
彼のエンドオブシリーズの当たり役マイク・バニングか?と思うほど。
実は元大統領SPだった設定でも納得しそうな戦う機長!
出発前に突如護送する事になったマイケル・コルター演じる殺人犯がこの話のミソであり、
敵になるであろう相手が頼もしい味方になる展開は、ジョン・カーペンター監督の「要塞警察」をも彷彿させる。
何故その展開と思えば、ジャン=フランソワ・リシェ監督の過去作にその「要塞警察」のリメイク「アサルト13 要塞警察」を手掛けていたのも妙に納得(公開当時に劇場で鑑賞した事がある)
他にリシェ監督作品には以前に劇場で見てレビューしたメル・ギブソン主演「ブラッド・ファーザー」もある。
敵のゲリラ組織に乗客が人質に捕られ、機長と殺人犯が敵のアジトに侵入して一人一人始末するくだりはランボーぽくも感じてこれまた面白い。
それにしてもこの航空会社、普通こういう事件が起きたら米軍にも要請して救助させるもんだが、傭兵を雇って救助に行かせるとは…只者ではない航空会社(笑)
そんな航空パニックからランボーばりのアクションと奇想天外な展開が面白い傑作だった。
ラストの旅客機で脱出して無事に帰れるか?の展開までハラハラさせてくれたのは流石である。
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