mixiユーザー(id:7640532)

2024年04月17日22:48

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第6379話  なんちゃって法力

どうも、ともんじょです。

中学や高校で学ぶ古典。
有名どころの一説を用いて勉強しますね。
千年以上前の文学作品に触れることのできる数少ない機会。
なので、正直そんなに覚えていない人が多いでしょう。
「いとをかし」っていう言葉ばかりみんな覚えています。
小難しくて嫌いっていう人が多いでしょうね。
それはきっと古文のチョイスが悪いからなんです。
もっとね、妖怪だとか、怪談だとか、ちょっと泣けるとかのエンターテインメント性をもっと持ち込むべきだと思いますよ。
そうじゃないと誰も興味を持ってくれない。
先に言っておきましょう。
「古文っていうものがすべからく上品なものであるとは限らない」のである!
今回はそんな本を紹介します。
「宇治拾遺物語」を読みました、
河出書房が編集した日本文学作品の現代語訳のシリーズ「古典新訳コレクション」の一冊です。
人気作家の「町田康」さんが今回は翻訳しています。
なんか難しそうだって?
いやいやこれは物語集で、実は今でも語られている昔話やおとぎ話なんかが収録されています。
本にものっているけど、「こぶとり爺さん」や「わらしべ長者」、芥川龍之介の「鼻」の元ネタだったものなんかがあります。
知っている話もあるけど、収録作はかなりひどいものがあります。
どれくらいひどいかというと、
うんこ・しっこ・ちんこ・SEX、実にロックンロールな逸話の数々。
こういうのを古文の授業に持ち込んだらどうなっていたか。
人は1000年経とうが変わんないってつくづく思いましたね。
今後もパラパラと開いて読んでみます。
ものすごく現代語に変換されているのでものすごく違和感は感じますが、きっと当時の人たちもそんな感じで話していたのだろうと想像しながら読んでいました。
ぜひ、興味があったらどうぞ。
次は「雨月物語」の発売を楽しみにしています。
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