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2024年04月17日08:03

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ロシアとグローバル・サウス


ロシアでは2024年春に、大統領選挙が行われました。2011年以前の大統領の任期は4年でした。現在は6年です。さらに、かつては大統領を務められるのは「連続2期まで」でした。これを、2020年の憲法改正で、「通算2期まで」としたものの、現職者の任期はリセットされました。

つまり、ウラジーミル・プーチン大統領は2024年の大統領選挙から起算して、さらに2期12年務めることが可能となったのです。再選を果たしたプーチンは「強いロシア」を示す必要があったのでしょう。

ロシアがウクライナへ侵攻すると、欧米諸国はロシアを批判し、経済制裁を打ち出しました。しかし戦争を終わらせることはできていません。それはロシアと経済や軍事などの分野で協力関係にある国々も多く、その国々によってロシアが支えられたからです。

いったいロシアを支えているのはどこの国なのか。中国は国際決済の仕組みである国際銀行間通信協会 (SWIFT)から締め出されたロシアに対して、「人民元での決済」を提案し、手を差し伸べています。 インドやトルコも、ロシアとの貿易量を増やしています。

ロシアによるウクライナ侵攻から1年が経つ、2023年2月23日(アメリカ東部時国連総会の緊急特別会合で、ロシア軍の完全撤退や戦争犯罪の調査と訴追を求めた決議案が提案され、賛成141、反対7、棄権3で採択されました。

これは安全保障理事会による決議のような強制力は持ちません。ロシアを動かすことはできませんが、国際社会の意思を示すという意味はあります。棄権した国を見ると、インドと中国をはじめ、アフリカ諸国、南アジアの国が多いのです。

地政学的な位置とか、昔から経済的なつながりがあるとか、それぞれの国にそれぞれの事情がありますが、冷戦時代には第三世界と呼ばれていた国々が多く見られます。これらの国はいま、「グローバル・サウス」と呼ばれ、存在感を高めています。グローバル・サウスとは、アフリカ、中東、アジア、ラテンアメリカなどの新興国の総称です。

注目すべきは、その経済規模です。IMF(国際通貨基金)の推計によると、世界の名目GDPに占めるG7(先進7カ国)のシェアはピークの1986年では68%に上りましたが、2022年には4%まで下がり、新興・途上国の4%と逆転されました。ロシアはこのグローバル・サウスを取り込もうとしています。

元々、これらの第三極は欧米の植民地だった国も多く、欧米の価値観を押し付けないで欲しいと西側を敬遠している国もあります。グローバル・サウスがこれからの世界秩序をつくる大きな力となっていく事は間違いありません。中でも存在感を高めているのが、人口規模で中国を抜いたインドです。インドはグローバル・サウスの盟主を自任しています。

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