ゼークトの組織論　の雑感

「やる気のない優秀な人」と「やる気のある凡人」だったら、どっちを選ぶか？　Xで白熱...「採用したい人材」議論
https://news.yahoo.co.jp/articles/784dea1c2145dd888263f6b3b37c7915afcbe8dc

「ゼークトの組織論」に従えば、有能で怠惰は指揮官タイプなので、こちらを選ぶべきなのかなと。

もっともゼークトの組織論は（有能／無能）（勤勉／怠惰）の４分類で、かなりザックリとしたもの。今回の記事で想定されている「凡人」は、無能も人並みも十把一絡げになっているはずで、ゼークトの組織論で語るのは無理があるのかもしれない。世の中、有能とも無能とも言えない人間の方が多数だろうと。

ゼークトの組織論。実際にはゼークトではなく、同時代人であるエクヴォルトが提唱したもので、その初出が１９３２年の新聞記事。ということは実際に語ったのはそれ以前になるはずで、そう考えるとそろそろ１００年ほど経っていることになる。今だに語られているのは、その議論が明快だからなのだろうけれど、明快さとガバガバさは紙一重だよなと。