今日昼の11時頃に家に刑事が来ました。私を捕まえに来たわけではありません。
インターフォン越しに応対すると「一昨日の夜に発生したひき逃げ死亡事故について近隣の住民に情報提供を求めて訪問している。よろしければ少々お話しお聞かせ願えないか」ということでした。
玄関の小窓から覗くと40歳くらいのスーツを着たサラリーマン風の男性が手に記入用の用紙などをもって立っていました。
開けると警察手帳(身分証明書)を見せられて「XX警察署のYYです」と自己紹介されました。
警察手帳は実物は初めて見ましたが、非常にカッコよいですね。
TVドラマなどで見るものと比べると警察のマークの部分が人に見せるためなのか磨き上げられている感じで輝いていました。
実は一昨日の夜に家の近所でひき逃げ死亡事故があったのです。
その事件を知ったのは翌朝のTVだったのですが、北海道ローカル番組だけでなくて全国放送の番組でも放送されていて、映像が家の近所で普段歩いている場所だったので驚きました。
もしかしたら本ニュースを見た方もいるかもしれません。ネットでも地域ニュースのトップに出ていましたので。
刑事さんによると夜の23時に通報があり、23時半には現場に救急車や警察車両が集まっていたそうで、被害者はすぐに病院に搬送されたけれど亡くなったそうです。
これで逃げたのだから責任は重大で卑怯な人物と言えます。
その時間帯に何をしていたか?音などが聞こえなかったか?など聞かれましたが私含めて家族全員就寝に入る時間でしたし、サイレンの音も聞いていない(というか聞こえない環境)のでいつも通り静かに寝たと答えました。
そして家族構成、全員の生年月日等を聞かれ入念にメモしていました。
何分ひき逃げ事件ですから車の所有、車名、ナンバーも聞かれました。
時間にして10分強くらいかな、と思いますが刑事さん曰く「現時点で全く手掛かりがつかめないので困っている。何か気が付いたら何でもよいので警察に連絡してください」と言って帰っていきました。
恐らく人数をかけて相当な広域をローラー作戦で聞きまくっているのだと思います。
私の大好物番組の「警察24時」と同じだと思いました。
恐らく警察は事故直後に複数の捜査員が道路に這いつくばってルーペで路面の僅かな痕跡も見逃さないように調べていたと思います。
そしてわずかな塗料片から車種を特定する・・・という気の遠くなるような捜査をして逮捕に結びつけているのでしょう。
以前聞いた話しでは、すべての都道府県においてひき逃げ事件の検挙率は100%だそうです。つまり絶対に逃げられないのです。
街中には多くの監視カメラもありますし、今回の場所は恐らく監視カメラは無いのでは?と思われる住宅街の脇道なのですが、でも離れた場所のカメラなどを解析したり、画像解析/編集ソフトは今の時代は無料ソフトでさえ暗闇の遠方の被写体を鮮明に映し出すものまであります。(もちろん警察は無料ソフトなんて使わないでしょう。)
また顔認識が非常に進んでいますので、一度犯人と思われる人物の顔をロックすると複数のカメラの映像からその人物の顔を追いかけて行き先/ルートを特定する、という自動追尾まで出来るそうです。
だから特に街中で多くの人混みに埋もれた犯人も短時間で検挙されているのだと思います。
例えば東京の都心で起こしたスリや痴漢の犯人も短時間で検挙されていますが、新宿や渋谷などの恐ろしいほどの人混みに紛れてもあっと言う間に逮捕されています。
恐らく今回の事件も比較的短時間で逮捕されると思います。
人が死んでいるのです。74歳の男性と聞いていますが、こんな理不尽なことで赤の他人に人生を終わらされてしまいその無念さは言葉に言い尽くせないほどだと思います。
早く逮捕されて厳罰に処されることを祈りたいです。
【2024/4/15 16:20追記】
今日の北海道ローカルニュースで本事件のその後の報道がありました。
ご遺体を解剖したところ車との接触跡がなく、どうやら転倒して頭を強く打った事による死亡のようです。
路面は完全に雪や氷が無くなった乾燥路面でしたので、滑る事はありませんが、夜なので何かに躓いたか酔っ払って転んだかもしれません。
74歳との事ですがまだまだ死ぬ年齢ではありませんし、こんな理不尽な事で人生終わるのは悲しすぎます。
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