モノマネがいいのか、スタイルがいいのか

■「まる子」役に菊池こころさん＝ＴＡＲＡＫＯさん後任
(時事通信社 - 04月12日 12:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7823127
アニメに限らず、ドラマでもシリーズを追う事に役者が変わることはままある。
私としては、浅見光彦であったり、金田一耕助であったり、水戸黄門であったり、
言い換えればあの役者のシリーズが好きだったとか言えるわけである。
それがアニメになると、どういう訳か役者の交代に対して、
やけにハードルが高いのはおかしな話ではある。
さらっと交代してしまえばいいと思うが、そういう訳にもいかないのだろう。

私は、昔は気づかれずに交代していたアニメを神技だ、
神芸だと思っていた。
世代的に、セーラームーンの荒木香衣とおぼっちゃまくんの横山智佐だ。
とくに荒木香衣の逸話は当時としても語り草であり、後にチビムーンに
抜擢されたほどである。
加えて言うならば、チビムーンがセーラームーンと被らないように
あえて声を調整するなど、芸達者にもほどがある。
だが、年を重ねるにつれ、ドラえもんやサザエさん、クレヨンしんちゃんの
交代劇がアニメ誌界隈だけでなく、一般ニュースになるほど話題になり、
モノマネ至上主義から、役者自身の本質的なキャラクターへの取り組み方に
考えが変わってきた。
上述の通り、どの役者のどの演技が、世代ごとに変わる訳だから、
それを楽しめるようになった、というべきであろうか。
その役者がキャラクターをどう演じるか。
シリーズものは長いことやっていると、キャラクターにこびりついた
イメージがついてしまうのは仕方がないが、演者が２人３人かわると
何代目の誰が好き、っていう話に変わるのもおかしな話である。

リカちゃんは、大野まりなが好きだし
浅見光彦は、中村俊介が好きだし
ルパン三世は、２期のコメディ色のつよい山田康夫が好きだし
名探偵ホームズは、やっぱり広川太一郎が好きだし

ちびまる子ちゃんも、堂々と、ちびまる子ちゃんを演じるべきだと思う。