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2024年04月12日23:31

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ゴールデンカムイまとめて感想8

(CV.津田健次郎)「せんせー、100万ドルのみちしるべとは刺青人皮のことですか?」by男子は何歳になっても刀を振り回すの大好きよね。

●まだまだ語りたい
・これだけ複雑な筋立てなのに、どのキャラが今どの知識を持ってて誰と会ったことがなくてというのを作者さんが徹底的に把握してるのすごいよなあ。いくら作者でもそれができない人いるしなあ。
・ぴくしぶ百科事典で気づいたんだけど、こと射撃について谷垣を馬鹿にしがちだった尾形だけど、頓着せず次々と武器を持ち替えた彼に対して谷垣は1つの武器を大切に持ってたところも対照的だったんだな。一概に尾形の方が優れた狙撃手というわけでもなかったのかもしれない。
・某コズミックという謎小説では「切り裂きジャックの犠牲者は今でも記憶されているから俺たちも大切な人が長く記憶されるよう連続密室殺人事件を起こそうぜ」という話があるが…
・ふたを開けたら女性人気が結構高いこの作品。ほとんどの男性キャラが筋肉はともかくヒゲ、マユゲ、モミアゲのどれかは個性的なことなことになってる作品だから、女性が描く難易度は結構高いはずなのだが…皆さん上手ですよね…(小山は「ヒゲがあればおっさんです」レベルの昭和画力)
・バトル音痴の私としては、狙撃手のすごさって遠くから命中させるのしか知らなかったので、雪食べたり心理戦始まったりするのって初めての切り口だったかもしれない!こんな魅せ方もあるんだなあ
カリスマの描写にしても、大ゴマでのセリフや肉の芽に頼らずに実践的なカウンセリングを仕掛けてきたり大掛かりな劇場型詐欺を行ってくる鶴見さんすげえって思うし、この作品説得力というのにすごくこだわってる気がする。
・アシㇼパさんにかつての自分を投影しているから手を汚してほしくない杉元、アシㇼパさんに弟を投影しているからこそ手を汚した所を見てみたい尾形か…
・アニメで夏太郎とキラウㇱと石川啄木は出演できるのだろうか!?
原作で土井のエピソードでも出番のあったキラウㇱは気付かなかっただけですでに出てたかもしれない。
初登場とその次の登場がカットされた夏太郎はその後ちょいちょい出番はあるけど特に印象的なエピソードがあるわけでもない、でも削ると細かい修正が割と面倒になるという微妙な立場。
石川啄木は少しの改変で出さずに済んじゃうし読者人気があるわけじゃないからいなかったことにされるかもなあ。
・樺太-ロシアにちょいちょいジブリっぽい帽子のキャラがいて「元ネタここなのか」と思うと同時に「じゃあその間にロシア帽子ムーブメントは1度もなかったんだな」という気付き。
・主役である杉元陣営やだいたい鶴見のカウンセリングで結ばれた第七師団に比べて実は土方陣営には過去回想あるキャラ少なめだよな。
・言われてみればキラウㇱさんバンダナ外したことない問題だけど、そういえば目つきの悪いバンダナ男ってじゃぱんやビィトにも出てたなあと思い返しているうちビィトのバンダナがキラウㇱさんと逆に脱ぎ役だったことを思い出して奇妙な縁を感じました。
・ぴくしぶの集合絵で病院に現れた人物(人気投票23位)が紛れ込んでると得した気分になるね!
あと宇佐美と江渡貝の夢の競演微笑ましい。
・実はその後ペリリュー一気読みをして温度差がエグかったです。ヴァシリのほほ骨は大丈夫だったのか!?
・ああ見えて決して体毛の手入れを怠らない男白石。アニメで確認したら眉毛の色まで坊主頭と同じ色なんだね…地毛白髪なの!?
ちなみにこの作品って漫画的演出とかに頼らず「日本人は黒髪か白髪」という原則を律儀に守ってる(ただし白人のハーフやクォーターが普通に青眼になる)んだけど、地毛のわからない白石の他に江渡貝くんだけ茶髪だよね。実は彼も外国の血が入ってたのかな。
・炎上の基準とは相手がどう思うかなので、アウトとセーフの見極めは難しいのです。第三者には何でもないようなことでも、本人にとっては嫌な記憶を呼び覚ますものだったりするわけで。網走を「あ、ヴァシリ」と言ったら尾形にAGOを砕かれるだろうか…
・渋いところでは死亡フラグとか不吉な予言の類がほぼ外れてるのも大好きなところ。この手の要素って作家としては自分の構成力を誇示するためについ伏線として活用したくなってしまうんだけど、作中で「物語の教訓」というものを語っているこの作品の誠実なところで、「不吉なジンクスなんか気にするな」というこれが教訓と激励になってるんだよね。ありがとう。
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