ベトナム、巨額横領への死刑判決　の雑感

ベトナムの1.8兆円横領事件、不動産会社会長のラン被告に死刑
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-11/SBRSSCT1UM0W00

不動産会社の会長が、株式取得で商業銀行の経営権を掌握。自らの不動産会社に関わる案件に、マトモな審査無しで融資を繰り返させるが、その大半が焦げ付いて経営危機。さすがに国の調査が入るが、これを調査チーム全員を買収という力技で回避。被害は拡大し続け、日本円にして１．８兆円ものカネが消失してしまったという話。これでも当初言われていた６．５兆円よりは全然少ないとかいう。死刑は会長本人だけではあるが、会長の家族や買収された調査チームも終身刑が宣告されている。

会長は華人。旦那も香港に籍を持っていて、今回の件が発覚した後、現金が必要になったのか香港の不動産を売却しまくって、ただでさえ不動産下落傾向だったのに拍車をかけたとかいう話。

ベトナムは死刑ガチ勢で、細かいデータは公表されていないものの、年間に何十件も執行しているのは確実。

いちおう妊婦であれば終身刑に減じられるということで、刑務所にザーメン注射を持ち込んで妊娠し、それで死刑を回避という　とんでもニュースもあったのだけれども、さすがに（67）では無理だよなと。