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2024年04月09日01:47

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【ゲーム】戦わないゲーム

★相変わらず星のこと以外は基本steamのインディーゲームにハマっている。作年末からやったゲームの感想。

★「Soul Tolerance」(ソウル・トレランス)

人類滅亡後、オートマタだけになった社会。世界を支配するのはAIで、一般のオートマタは許容範囲内に制限された自我(ソウル・トレランス)のみを持ち、かつての人間たちの生活を再現しながら生活していた。そんな中、日本の北海道で、監視ネットによりその許容範囲を超えた自我の覚醒が検知された。巨大企業のエージェントである主人公unIt-12は単身その捜査のため札幌に潜入するが…、というストーリー。ボクセルアートで再現されたサイバーパンク・ディストピア、未来の札幌を地味〜に歩き回りながら世界の真相に迫っていく。これは続編を想定した「プロローグ」という仕立てになっていて、物語が若干尻切れトンボになっているのがちと残念だが、ワイの大好物な世界観と雰囲気満載でかなり楽しめた。特にラストの苦みがとてもいい。続編が出たら即買いだ。

★「Life of Delta」(ライフ・オブ・デルタ)

これまた最終戦争・人類滅亡後の日本が舞台。世界の支配者は爬虫類型ミュータントで、ロボットたちはその下で奴隷的な立場にいた。廃棄寸前のところを助けられた家庭用サービスロボットのデルタは、爬虫人類に攫われた恩人ロボの行方を捜しに出かけ…というストーリー。「ソウル〜」とは少し違って軽妙なタッチで、そのかわり哀愁が漂っている。ゲーム的にはポイント&クリックとパズルでやはり軽め。まずまず楽しめた。

★「DREDGE」(ドレッジ)

なんとなくインスマスっぽい離島の漁村を根城に、あちこちで魚を獲りながら世界を探索していくゲーム。基本は釣りゲーだが、不気味な奇形魚が釣れたり(しかもそれがやけに高く売れる)、なにやら怪しい本を持った謎の人物から過去の遺物の収集を頼まれたりと、いかにもクトゥルー神話な不穏要素がいっぱい。世界観と収集要素たっぷりなゲーム性とでかなり没入して楽しめた。エンディングがまた「いかにも」で、それがいい。

★「Painscreek Killings」(ペインズクリーク・キリングズ)

過去のある未解決殺人事件をきっかけに廃れ、無人となったとある田舎町をジャーナリストとなってたった一人で調査するストイックなアドベンチャーゲーム。以前やった「Return of the Obra Dinn」(オブラ・ディン号の帰還)と同じく何のガイドもなく捜査方針から自分で決めて進めていく硬派な推理・探索ゲームだが、だんだんと明らかになってくるこの町の悲劇に引き込まれ、こちらも夢中になって楽しめた。painscreekという町の名前は「pain」と「creek」で直訳すれば「痛江殺人事件」みたいな語感になると思う。確かにその通りの痛々しい真相を、自分で解き明かしていく楽しみはなかなかのものだった。

★「スナフキン:ムーミン谷のメロディ」

ここまで割と暗〜い世界観のゲームばっかりだったが、こちらは打って変わってほっこり系。ついこないだリリースされたばかりだが、予告が発表されてからすぐにウィッシュリストに入れ、買う気満々だった。だってあのムーミンの世界で、しかもスナフキンになれるんですよ。やってみたいに決まってるじゃないっすか!(笑)
日本アニメのスナフキンは賢者みたいなキャラだが、原作の彼はちょっと過激なところがある。このゲームのスナフキンは後者の方で、ちょっと「おいおい」とツッコミいれたくなるところがある。だがそれがいい(笑)。全体としてはやや短めで、子供向けも意識してあるのかゲーム性も緩め。しかし絵や世界観はとても美しく、そこはしっかり楽しめた。

…ふうう。ずいぶん書いちゃったな。他にも「Lara Croft Go」とか「To the Moon」とかやってるし、十分面白かったのだが、もう疲れた(笑)。どれもいわゆる「戦闘」要素がほぼないゲームだが、私にはそういうのより、こんな感じの探索系の方が好きだ。

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