最近は受診の時、症状確認は問診ばかりで、あれでどうして患者の症状を認識できるのだろうと思う。患者の訴えはしばしば的を外れたものであることが多い。しかし聴打診はしばしば患者の呼吸音異常や腹腔内ガスの貯留といった客観的異常をとらえることができる。それに加えてレントゲン、心電図、血液検査だ。患者の言うままにそれを根拠に治療や処方を行うことに疑問を覚える。それはしばしば重大な疾病のサインを見落とす基となると思うからだ。そういうことは健康診断でやれと医師会は分業を主張しているのだろうか。設備の整った大病院では問診ですら5分の時間も与えられず整った設備という宝の持ち腐れだ。
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