今回は長野県の野麦峠スキー場に巡礼してきました。
このスキー場も大分昔滑ったことがあります。
その時には圧雪バーンが素晴らしいスキー場で、刻むように滑っているボーダーやスキーヤーが多かった印象でした。
どちらかといえば晴れやすいスキー場でしょっちゅう降雪がある訳ではありませんが、今回季節はずれの大量降雪があったので再度巡礼してきました。
さて、大量降雪後の野麦峠はどうだったかというと、結論から言えば最高でした。
お昼頃に到着したにもかかわらずです。
このスキー場には4基のリフトがあり2基を乗り継げばゲレンデトップに行けます。
コースマップはこんな感じ。
ゲレンデボトムからの正面像はこんな感じ。
センターハウスではチケット購入、レストラン、レンタルなど何でもあります。
ビックリしたのはこのスキー場の2023-24シーズンのポスター。
「素人御免-修行か娯楽か」だそうです。
もちろんビギナーお断りのスキー場ではなく冗談なのですが、このスキー場には修行僧のように通い詰めてカービングの練習とかしている常連さんが多いので、その人たち向けに作られたポスターなのだと思います。
ゲレンデトップの標高2130メートルだそうで、わりと南の方にあるにもかかわらず雪質が良好なのは標高が高いからというのもあるでしょう。
コースの大半は圧雪してある中斜面もしくは急斜面です。
しかし今回は非圧雪の新雪を楽しんできたので、非圧雪エリアを中心にレポします。
このスキー場の公式非圧雪エリアは2つ。
山頂部のエリアにあるユリワリ、峰の原です。
スカイラビットを降りて右側に行くとラビットコースを必ず通ります。
眺望は良好ですね。
少し雲がかかってましたが乗鞍岳やブルーリゾート乗鞍も見えますね。
快晴だと北アルプスの山々も見えるそうです。
ラビットコースもお昼には深く切り刻まれていてすでにボコボコで、所々うさぎのように飛ばされながら滑る感じで爽快感はないですね。
ラビットコースを抜けて左側に行くと樹海コース、直進するとユリワリコースとなります。
樹海の途中で右側に入ると峰の原コースに入れる造りでした。
樹海コースはこんな感じの緩斜面。
両サイドにブナの木が林立しており、今回のように降雪後には樹氷がきれいです。
しかし途中で登りになってしまうので不人気なコースのようです。
ユリワリも峰の原コースもどちらも大差はないですが、ユリワリの方が出だしが狭くて急な分若干難易度が高いかもしれません。
ラビットコースを直進すると一見すると見落としそうなコース入口があります。
そのまま木の間を突き切るとユリワリコースにアクセスできます。
速度を落とさずにドロップイン出来るのでこちらの方がちょっと難しいかな。
こちらは峰の原コース。
ユリワリと違ってスタート地点は広い緩斜面です。
しかも樹海コースでいったん止まってしまってここまで歩くので、ユリワリコースみたいにスピードに乗って滑り込むことはできないので初速度はどうしても遅くなりますね。
どちらもコースの大半は幅広の中斜面で、大量降雪後であればスピードコントロールが難しいほどではないと思います。
お昼頃からの参戦だったので新雪は全て潰されているだろうと思って行ったのですが、予想に反してきれいな新雪は山ほど残っていました。
という訳でこの2つのコースをヘビーリピートしてきましたよ。
その他、ゲレンデトップには
上級のエキスパートコース
中上級のチャンピョンコース
どちらも斜度が強めの圧雪バーンで、すでに荒らされていてスピードを出して滑るのは自分には無理でした。
この辺を楽しみたければ早い時間に来てリピートするしかないでしょうね。
スカイライナーから滑走できる下半分のメインバーン、パノラマコースも基本的に圧雪バーンなのですが、本日は脇パウが贅沢にありましたね。
圧雪バーンの両サイドにかなり広く、長く圧雪せずに残してくれていました。
結局ここでも圧雪バーンは滑らずひたすら脇パウで新雪を潰してました。
最後にもう一箇所、第1ペアリフト隣にあるトレーニングバーン。
ここも本来であればストイックにカービングの練習をするコースなのでしょうが、圧雪バーンはすでに荒らし尽くされていました。
このコースにも立派な脇パウが残ってましたが、滑走痕はなかったので見向きもされてないようです。
相変わらずここのお客さんは圧雪バーンが大好きなようで、大量降雪直後でもいつも通り圧雪バーンを掘りまくっているんですね。
さすが修行僧の集うスキー場です。
おかげで非圧雪コースや脇パウは昼過ぎでも十分楽しめるレベルで残されていました。
人工雪圧雪バーンの野麦峠、というイメージでしたがこの競争率の低さを考えると大量降雪直後は穴場となるスキー場でしょうね。
まぁその大量降雪が最近はほとんどないのですが。
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