初めて劇場鑑賞した時、私の涙腺が一番ゆるんだのは「エンドロール」だった。
視覚効果や音響効果に携わるスタッフリストが、どえらく短かったのだ。
(ハリウッド映画でこれだけのスケールなら、リストが何ページにもわたるのに…)
(たった、これだけの人数で、こんなに凄い作品を作ったのか!)
「軍も政府も頼りにならないから、俺たち民間がやるしかないんだ」という健気な台詞がオーバーラップした。劣勢でも知恵と工夫で勝負する、日本人の心意気に涙した。
見たか、ハリウッド! この快挙を。
日本映画の底力を世界に示した『ゴジラ-1.0』ご一同様、受賞おめでとうございます。
感想日記 【どこで観る?】映画『ゴジラ-1.0』
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「ゴジラ−1.0」邦画初のアカデミー賞視覚効果賞受賞
山崎貴監督日本映画史に新たな1ページ
<第96回アカデミー賞授賞式>◇10日(日本時間11日)◇米ロサンゼルス(ドルビー・シアター)
ゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ−1.0」(山崎貴監督)が、邦画として初の視覚効果賞を受賞した。
23年12月21日(日本時間22日)に発表した同賞のノミネート候補10作品に残り、ショートリストに選出されたこと自体、日本映画では初の快挙だった。監督・脚本・VFXを担当した山崎貴監督(59)が、日本映画史に新たな1ページを刻み込んだ。
授賞式前の下馬評は高く、受賞はあり得るとみられていた。2月に米国で行われた、アカデミー賞のノミネート者が一堂に会するノミニーズ・ランチョンに山崎監督らが参加した際、スティーブン・スピルバーグ監督から「ゴジラ−1.0」を3回も見たと絶賛されていた。山崎監督は同13日に投稿したXに、スピルバーグ監督とのツーショットを投稿。「神様に会いましてん もうこんなのどうしたら良いの? 泣く しかもゴジラ3回観てくれてて キャラクターがいいって言ってくれて ゴジラのフィギュアも嬉しそうに貰ってくれて‥」とつづった。サンディエゴ映画批評家協会賞最優秀視覚効果賞、第12回ノースカロライナ映画批評家協会賞最優秀視覚効果賞、ジョージア映画批評家協会賞最優秀国際映画賞受賞と、米国内でも評価が高かった。
「ゴジラ」は、製作・配給の東宝が1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から「ゴジラ−1.0」まで30作を製作、配給してきた。「ゴジラ−1.0」の撮影は22年3〜6月に終え、VFXを製作し、本編は23年5月に完成。日本国内では、1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)の公開日と同日の23年11月3日「ゴジラの日」に公開された。
主演の神木隆之介(30)が、戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一を、浜辺美波(23)が焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。敷島はゼロ戦の操縦士で、機体に不備があると偽り特攻を回避した島が、ゴジラに襲われながらも生き残る。悔恨の念を抱き帰京すると、他人に赤ん坊を託され身寄りもない典子が自宅に押しかけ、血縁がないながらも、ようやく生き直そうとしている中で東京に上陸したゴジラに典子が襲われ、最終的にゴジラ討伐作戦に参加する物語。
日本国内では、封切りから1月11日までの70日間の国内での興行収入(興収)52億1000万円、観客動員339万人を突破したと発表された。3日までの122日間、興収60億1000万円、動員392万人を突破し、23年公開実写映画興収1位となった。
また、同12月1日から邦画実写史上最大規模となる2308館で公開した北米でも、興収は19日時点で3605万ドルを突破。5日に全米での興行収入(興収)が1436万ドル(約21億円)を突破し、日本で86年、北米で89年公開の映画「子猫物語」が記録した、1329万ドルを34年ぶりに塗り替え、邦画実写映画として歴代1位となった。
◆「ゴジラ」 製作・配給の東宝が、1954年の「ゴジラ」から「ゴジラ−1.0」まで30作を製作、配給してきた。主演の神木隆之介(30)が戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一、浜辺美波(23)が焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。撮影は22年3〜6月に終え、VFXを製作し、本編は5月に完成した。
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