『エグザイル絆』ジョニー・トー漢の絆セレクション　☆☆☆☆　2024年30作目　フォーラム仙台

『エグザイル絆』ジョニー・トー漢の絆セレクション　☆☆☆☆　2024年30作目　フォーラム仙台
https://johnnieto-films.com/index.html

　ジョニー・トー監督特集。その名も「漢の絆セレクション」。
　「漢の絆」がこれ程似合う監督が他に居るでしょうか。

　『ブレイキング・ニュース』　2004年
　https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987101763&owner_id=23096056
　『エレクション-黒社会-』　2005年
　『エレクション-死の報復-』2006年　日本初上陸
　『エグザイル絆』　2006年

　出だしが同じで申し訳ございません。

　今回は『エグザイル絆』。

　ジョニー・トー作品の中でも個人的に好きな作品の上位です。

　組織に居た5人の男。
　1人がボスを殺そうとして逃走。
　数年が経ち、2人がボスの命令で男を殺しに行き、残りの2人は男を守ろうとする。
　
　『エグザイル絆』に「ジョニー・トーらしさ」が一番詰まってると思う。

　冒頭の銃撃戦で、男がリボルバーピストルに弾を込める。
　それを見た「殺しに来た男」は自分のオートマチックピストルから弾を抜いて、リボルバーと弾数を合わせる。
　「俺は6発しか撃たないぞ」
　「なら俺も6発だ」

　これを無言でやってくれる。

　そして銃撃戦の後は皆で食事。
　散らかった部屋を片付けて料理し、食卓を共にする。
　「同じ釜の飯を食う」
　「ジョニー・トー作品と云えば食事」なんだけど、『エグザイル絆』の食事シーンが一番良い。
　ヤカンに残ってた弾を吐き出すシーンなんか、もう最高。

　その後の流れも渋い。

　一見の警察官と仲間になるとこも「男の絆」だね。
　初見であんなになる?

　そしてラストシーン。

　これを「男の絆」と云わずに何を云う。
　ジョニー・トー最高です。
　（出だしも終わりも同じになってしまった…ジョニー・トーだから仕方ない）


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