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2024年03月03日22:49

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2/17(土)NUANCE “THE LAST WAKARU” @横浜クリフサイド

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定刻の16時。
場内の照明が落とされ、オープニングのSEが流れる。
あれ?これは…
「ラスト・ワルツのテーマ」だ!
ああ、「ラストわかる」だから「ラスト・ワルツ」ね。
でも、このワルツの調べが、ここクリフサイドの雰囲気にもぴったりだ。
そういえば、映画「ラスト・ワルツ」※での冒頭では、このテーマソングに合わせてくるくる踊る人々の映像も差し込まれていたっけ。クリフサイドがまるでウィンターランドみたいに思えてきた。
※ザ・バンドという地味で渋いロックバンドが縁のある豪華ミュージシャンをゲストに呼んで行われた解散コンサートの模様を映像化したドキュメント映画。監督はマーティン・スコセッシ。日本での公開は1978年の夏だった。
https://youtu.be/DGDFvxalpjk?si=wANlcAlWbGNo7mLi

会場のクリフサイドは、戦後間もない1946年にオープンし、50年代から60年代にかけて一世を風靡した老舗のダンスホール。
今は寂れてしまっているけれども、そこかしこに当時の面影が残っていてタイムスリップした気分になってくる。
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左上 外観
右上 今は使われていないクローク。
左下 バルコニー
右下 この吹き抜けが見事

ドリンクは小瓶だけどサッポロ生にグラスをつけて500円!
バーのスタッフ(ちゃんとした服を着た年配の男性1人と女性数人)接客もちゃんとしていて、こう言っちゃなんだけどライブハウスとは大違い。ウイスキーの水割りも追加でオーダーした。

自分は本当に2024年の世界に存在しているのだろうか?
開演前から不思議な気持ちになってきた。
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僕がnuanceを知ったのが2017年12月、ちょうど彼女たちがクリフサイドでのワンマンを控えた頃だった。
横浜のアイドルなの?面白い所でワンマンライブをやるんだな。
動画を見て「Love chocolate? 」や「セツナシンドローム」といった楽曲が気に入り、グループの佇まいも良さげだし、ワンマン行こうかどうしようかと迷ったものだったけど、結局見送ってしまった事を後々後悔する事になる。

その後、ここでヌュアンス主催のフェス(通称フェヌュ)が行われた時にも時間的に行けなかった。そんな事もあり、この日は自分としても念願のクリフサイドだった。
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いよいよライブのスタート。
「カレーフレーバー」を歌いながら、まず初音と海月がバルコニーの上に、続いてわかと恭美が下のステージに出てくる。
続いて「love chocolate?」、「byebye」、「ルカルカ」と、初期の曲が続く。
この衣装は初めて見る。と思ったらやはり新衣装だった。卒業する1か月前に新しい衣装を用意してくれるなんて太っ腹だね、嬉しいね。袖の形状が全員わかちゃん仕様になっている!!
ラブチョコで早くも涙腺が緩んでしまう。そのままバイバイで声を張り上げる。感情があっちこっちに行き来してまるでブランコのよう。
「ルカルカ」や後で歌われた「悲しみダンス」のような昭和歌謡の香り漂う楽曲がクリフサイドの雰囲気にとても合っていた。
「ハーバームーン」から「KaMoMe」の流れも最高。
ここでMC。
・今回のセトリは、初めてクリフサイドでワンマンをやった時の事も思い出しながら、わかちゃんが考えた
・裏テーマは「わかサンポ」
恭美「じゃあ、セトリを辿って行くとわかちゃんのお家につくの?」
わか「桜木町からスタートしてるからから辿ってもわかちゃんのお家には着きませーん」

現体制で初披露という「からくれない」。わかちゃんが歌う「昼下がり カレーの匂い 古いジャズソング」のくだりが大好きだ。これも歌い継がれてほしい名曲。
「Carmine泥んで」も良い曲だなあ。新旧問わず、本当に楽曲が良い。
「ゆれてみて」これも大好きなレア曲。
「雨粒」じーんとくる。
これも現体制初の「駅とブランコ」、今ではまずやらない曲。始める前に振り付け指導。久しぶり過ぎて忘れていたけどすぐに思い出した。
「sekisyo」もう少しいっしょにいたいよ、わかちゃん。これもヌュアンスの中で5本の指に入るくらい大好き。
特急に乗って元町・中華街に着き、チャイナタウンでお茶を飲み、坂を登って山手のコロニアル様式の洋館へ。今回のライブには、ヌュアンスの継承という意味合いもあるのかなと深読みしてしまう。
そしてついに、「タイムマジックロンリー」の舞台であるクリフサイドに到着する。
セトリ出来過ぎだよ。
ここでこの曲を聞けて大満足。
もうこれで終わりだと思っていたら本編最後は「highlight」。この終わり方がすごく良かった。海月さんがとても良い表情をしていた。

アンコールに応え、まずはわかちゃんがソロ曲「スタンダードになりたくて」を歌う。最初は2階のバルコニーで、間奏で1階のステージに降りてくる。ここ、リハーサルの時には間に合わなかったそうだけだど本番ではバッチリ。
そしてヌュアンスの原点「we love 商店街」。なんとも言えない温かな空気に包まれる。
「青春の疑問符」のイントロが聞こえてきた瞬間、「やった!」と心の中で快哉を叫ぶ。これはクリフサイドで絶対に聞きたかった。

最後はヌュアンス始まりの曲「シャララ シャララ」。
全部で28曲、2時間半近くにわたるライブが終わった。
取り壊しが噂されるクリフサイド、ここでのライブを見るのはこれが最初で最後かもしれない。

わかファストパスを持っていたものの、SSチケットを持っている人が40人以上いるので1時間たってもまだ順番が回って来ない(自分のチケットはS)。まだまだ時間がかかりそうだ。
痺れを切らしてしまい、クリフサイドを後にしてしまった。申し訳ない。
卒業までに、どこかで都合をつけて行かないと。
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そして向かった先は、ここも行きたかった関内の居酒屋。ここでも昭和にタイムトリップした。(繁華街から外れた所にある津和野という店です)。

【セトリ】
M 1 カレーフレーバー M 2 Love chocolate? M 3 byebye M 4 ルカルカ M 5 赤レンガ空中さんぽ M 6 セツナシンドローム M 7 Carpenter Jr. M 8 ハーバームーン M 9 KaMoMe
(MC) M 10 からくれない M 11 ai-oi M 12 Carmine 泥んで M 13 ゆれてみて M 14 雨粒 M 15 泡沫 M 16 悲しみダンス
(MC) M 17 駅とブランコ ~恋のステイション~ M 18 sekisyo M 19 特急 元町・中華街行き 27 分 M 20 Ocha cha cha chinatown M 21 コロニアルスタイル M 22 ミライサーカス M 23 タイムマジックロンリー M 24 highlight
(アンコール) M 25 スタンダードになりたくて(わかソロ) M 26 we love 商店街 M 27 青春の疑問符 M 28 シャララ シャララ
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今ではダンスホールとしての営業はしていないクリフサイドだけど、ドラマやMVの舞台としてしばしば使われているようだ。
有名どころではいきものがかりのこのMVとか。
https://youtu.be/VZBU8LvZ91Q?si=BGHajFW_JzmrQyVt

Negiccoがコロナ禍にここから配信ライブをやった事もあったそうだ。よく行く飲み屋さんでよく会うネギオタの常連さん(女性)から教えてもらいました。迂闊にも自分は知らなかった。
https://amp.natalie.mu/music/news/404036

クリフサイドでの2017年12月のワンマンから「青春の疑問符」。
https://youtu.be/WE-Yo4z6Gx4?si=c9oItSBOFZA6ANpr

これ、投稿者は音楽評論家の宗像明将さんですね。よくnuanceのライブ(もっと前はフィロのス)でお見かけしました。
珠理ちゃんとみおちゃん、いいなあ。

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