危ぶむなかれ
危ぶめば道は無し
今月上旬にトビ岩山という千葉県の山を歩いておりましたが、時間切れでその際に行けなかった残りの区間を歩いて来ました。
3週間前と同じ場所にクルマを駐めて歩き始めます。
尾根ルートだった前回と異なり、今回は谷筋からの登りです(A)。
ここには小さな川が有り、前日の雨のせいか、3週間前に少しだけ歩いた時より水量が多いよう。
砂防ダムの先は流れが見えなくなりますが、右岸側(北側)を歩いて行きます(B)。
しかし薮がひどい…
歩けるような場所を求めて左(北)へ左へと移っているうちに、どんどん山側を追いやられてしまい、気づけば急斜面をトラバース( ̄▽ ̄;)
既に本来の谷筋とは似ても似つかぬルートとなっており、谷筋に拘るより歩き易さを求めて、尾根をよじ登りました。
暫く尾根に沿って登って行くと、やがて3週間前にも歩いた稜線に合流します。
やれやれ…
急斜面のトラバースではどうなることかと危惧しましたが、予定とは違うものの、なんとかまともに歩ける場所へ戻ってきましたε=( ̄。 ̄ )
間も無く物見塚山。
前回はトビ岩山へ向かってここから北へ下りましたが、今回向かうのは南。
間も無く梨沢方面への分岐に出ました(C)。
あれれ?
2021年にMTBでこの辺りをソロ探索しに来た事が有ります。
その時は梨沢方面から道なりに来て、間も無くルートが見出だせないぞ…?となり、後の予定も有った為に引き返していたのですが、こんな分岐は見なかったような(´・ω・`)ナニガドウナッテイルンダ?
尾根を南に向かうと、左下に見えた切通に何やら見覚えが…
そして周囲を歩き回り、漸く謎が解けました!
梨沢からこの近くまでのルートは地形図のとおりですが、切通少し手前から地形図には記載されておりません。
つまりあの時は目に見えている進み易い切通に向かう道にそのまま進んでしまっていましたが、地形図上では分岐手前で点線の道から外れて進んでいたという訳です。
なるほど!そういう事だったんだ(@ ̄□ ̄@;)!!
一つ謎が解けてスッキリしたところで、次は梨沢方面=東へ。
この道はそれなりに荒れていますが、元が広めで割と歩き易い道なので、ここは順調に進み、前回から変わらず鎮座中のカルタスを横目に暫く歩くと梨沢林道に出ます(D~E~F)。
梨沢林道というのが正しい名称か不明ながら、この道はランでもMTBでもクルマでも何度も通過しています。
(何かの巣が!)
この辺りはまだ比較的穏やかな田舎道の風情ですが、暫く南へ向かうと、やがて急な登りで高度を上げ、素掘り隧道を3つ抜けて釜の台(たぶん廃村)へ向かいます。
令和元年台風の際に隧道の辺りで土砂崩れや路肩崩落等で通行止となっていたのを、当時MTB担ぎで土砂崩れ上を通過したりもしていました。
(令和元年台風直後)
そして現在は…
土砂崩れ跡は取り除かれているものの、路肩はかなり危ない…
ガードレールごと落ちていたり、下は断崖だったり、素掘り隧道も下半分を保護シートで覆っていたり…でした。
このような状況なので、クルマが来る事は無いでしょう。
来ても単車といったところか。
そう思って、正午を回っていた事も有り、この道の隅っこで昼食としました。
…と油断していたら、なんとクルマがやって来ました(@ ̄□ ̄@;)!!
慌ててコッフェルなどを片付けると、かのクルマが意気揚々と通過していきます。
落ち着いて通過していったところを見ると、この道の現状が分かっている地元の人なのかもしれません。
なんにしても、来る訳が無いと思っていたところにやって来たクルマ…この日一番の驚愕(;゜0゜)
さて
あちこち探索しながらの歩きなので、意外に時間がかかります。
時間次第で行こうと思っていた嵯峨山〜スイセンピークコース(F~G~H)はパスし、東奥野林道へ向かいました。
実は、この道はこの辺りだけ比較的キレイ。
おそらく、この辺りはスイセンピークのハイキンググループも来るからだろうと想像しています。
とは言え、そのスイセンピークへの道がなんだか荒れているっぽかったですが…
それを過ぎると、比較的キレイだった道が明らかに荒れ度合いを増します。
やがて一見分岐っぽい場所へ。
ここは畑か民家への道かと今まで思っていましたが、地形図によるとルートが有るよう。
ココから山へ入る予定(I~J)でしたが、ちょっと道が見当たらない…
ここは改めての課題としましょう。
東奥野林道を進みます。
続いてこちら。
2年前、物見塚山から南へ向かう尾根をずっと歩いた事が有ります。
その時は、最後に枝尾根に入り込んでしまい、崩落が酷くて、時間も遅めだった為引き返しておりました。
その南へ向かう尾根ルートの末端がここです。
地形図ではちゃんと点線になっていますが、ルートとしてはもう終わったというところでしょう。
仕方有りません。
(この先を登ると白狐峠)
(そしてチバンドキャニオンです)
今歩いている東奥野林道を真っ直ぐ進むと、朝クルマを駐めた場所に出るのですが、その手前で再び同じ道へ進みます。
先ほど入山に使った右岸ルートではなく、今度は左岸ルートから登りました(L)。
こちらもやはり荒れており、崩落している場所も有ります。
それでも右岸よりは遥かに状態が良く、右岸ルートと合流する辺りの果樹園跡?まで容易に来れました。
ここで鋭角的に南へ登って行くと、見覚えが有る物見塚山の南の尾根に合流…なるほど!こういう形になっていたのか(K)!
納得納得o(^o^)o
あれ?
そう言えば…すっかり忘れていた事を不意に思い出しました。
前述の時間が遅めで引き返した2年前、引き返し中にルートを間違えた事に気づき、急斜面をよじ登りながら往路ルートに戻っていたのですが、その間違えたルート途中で、先の果樹園跡っぽいところに出ていた気がする!
いや、地形図から考えると明らかにそうでしょう。
という事は、2年前に慌てて往路ルートに戻らなくても、果樹園跡から下れば良かった訳です。
もちろん後知恵に過ぎませんが…
なんにせよ…これでこのエリアの謎のほとんど全ての辻褄が合ってしまった( ̄▽ ̄;)
でも、もう一度確認してみたい…また行かねばo(^o^)o
正に
踏み出せばその一足が道となりその一足が道となる
迷わず行けよ
行けば分かるさ
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