各地から梅の香りが届き、桃の節句も間もなく。早咲きの桜の便りも届くようになりました。
いよいよ春が近づいてきていますが、皆さまにはお元氣にお過ごしのこととお祈りいたします。
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さて、今年は私たちを取り巻く森羅万象の世界に常にある神仏を人格化した仏像について、少しずつご紹介しています。
(『図説日本の仏像』『日本の仏さま』他、引用・参照)
■薬師如来(やくしにょらい)■
病の苦しみから救ってくれる。
阿弥陀如来(2月掲載)があの世の安らぎを与えてくれるのに対し、薬師如来はこの世の病の苦しみから救ってくださる「現世利益」の仏さまです。
その名の通り、薬によって病苦を取り除いて安らぎを与えてくれる仏で、基本的には右手を開き左手に薬壺を持っています。
かつて医学が発達していなかった頃、病は悪鬼の仕業であると考えられていました。
それを退治し、苦しみを癒したいと一心に薬師如来に祈ったのでしょう。
死んだ後に救済するのではなく、この世で利益を授ける如来として人気を集め、飛鳥時代には薬師信仰が極めて盛んに広がりました。
現在、国宝や重要文化財に指定されている薬師如来像だけでも二百以上あります。
薬師如来像で最も古い例としては、飛鳥時代に聖徳太子が、父の用明天皇の病気平癒を祈って造ったとされる、法隆寺の薬師如来像があげられます。
また、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って、奈良時代に造られた薬師寺の薬師三尊像も代表的な例のひとつです。
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新年度に向けて、いろいろなものが切り替わる時期でもあります。
何を手放し、どんな新たなものを手にするのか。
じっくりと自分自身と向き合いたいと思います。
皆さまにお会いできることを心より楽しみに、ご連絡をお待ちしています。
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麻野由佳(yuka-asano@mui.biglobe.ne.jp)
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