TVで「人口10万人以上の都市で青森市は世界一積雪が多い」と言っていました。
そして2番目が札幌市とのことです。
国別では圧倒的に日本が世界一の雪国です。
国土の51%超が国から豪雪地帯と指定されています。
確かに青森市は物凄い積雪量です。
2013年の1月に東京に行った時には関東から北海道まで全部大雪で、飛行機は全て欠航、帰りは何とか指定席を確保して東京から札幌までJRで8時間半もかけて帰って来ました。
（全部列車で8時間半は昔に比べれば驚異的に早いのですが）
その日は東京から札幌まですべての都市が雪で、途中で雪の無い町、アスファルトが見える町は一つも無くて1200�劼領皇�全部真っ白！
その中でも青森市の雪の多さは驚愕でした。北海道でも山奥に行かない限り見た事のない量の雪で、線路やホームの雪を多くの作業員が人海戦術で除雪していました。
冒頭に戻って世界での積雪量トップ10ですが、これはアメリカの気象会社AccuWeatherが2016年に発表したデータを見つけましたので以下にランキングのみ記しておきます。
注意：・5位は同じ積雪量の都市です。
・ランキングソースはこちら→
http://tinyurl.com/4sf77vyf
順位 国名 都市名 年間降雪量（センチ）
1位 日本 青森市 792
2位 日本 札幌市 485
3位 日本 富山市 363
4位 カナダ セントジョンズ 333
5位 カナダ ケベック 315
5位 アメリカ シラキュース 315
6位 カナダ サグネー 312
7位 日本 秋田市 272
8位 アメリカ ロチェスター 251
9位 アメリカ バッファロー 241
日本の都市が4つも入っています。多分最新年でもほぼ変わらない事でしょう。
恐らく10位以下にも日本の都市が色々入っていると思いますが、2位の札幌市は2010年頃までは年間で6m超えていました。
また上記の都市の中である意味ダントツなのは札幌市です。それは人口が約197万人もいるという事です。
青森市は26万人強、カナダのセントジョンズは約10万人、ケベック53万人、他の都市は10数万〜20数万人規模です。
つまり上記の都市で100万人を超えるのは札幌市のみ、しかもニアリーイコール200万人で世界2位の積雪という事です。
mixiの日記でも市内の積雪の様子などをお伝えして来ましたが、本当に馬鹿げている量の雪が降ります。
添付写真の雪に埋もれた車は3年前ですが、毎年一冬に2回はこのくらい降ります。
もちろん道内にはもっと降る街もたくさんありますが、中心部は東京に匹敵するビル群があるのにこの馬鹿げた量の雪が降るのです。
そして札幌で改めて驚くのは路面電車が走っているという事です。
普段気にせず見て乗ってという市電ですが、実は路面電車というのは降雪に弱い部分があります。
理由は線路が道路に埋め込まれているからです。
通常の鉄道だと線路が地面から立ち上がって設置されていますが、路面電車の線路は埋め込まれているのでどうしても道路との間に溝が出来てそこが雪で埋まってしまうのです。
溝が埋まるとどうなるかですが、最悪の場合はこの雪に乗り上げて脱線します。
実際そういう事故が過去に起きています。
だから札幌、及び函館市電は「ササラ電車」という竹のササラが回転する除雪装置を付けた特殊な電車を走らせてレールの溝もきれいにしているのです。
（添付写真参照）
路面電車が走る街はもっと高い緯度の国・都市にもありますが、札幌市程雪の多い都市での路面電車はありません。
札幌市は政令指定都市なので国からも助成金を受けているので「特別豪雪地帯」には指定されず「豪雪地帯」での指定ということだそうです。
でも降る量は「特別」が付く町と同じくらい降りますが。
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