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2024年02月27日05:09

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【映画日記】『身代わり忠臣蔵』&料理、料理、料理、の巻

 2月24日、金曜日。

 不眠のため、持ち帰り仕事を進め、完了させたら始発前。そのまま西成区・あいりん地区へ出かける。体調不良のため、某マンションの管理人さんが飼っているチワワと3週間も遊んでいない。しかしまあ、行ってすぐに尻尾を振って駆け寄って来るのに、ササミスティックを千切って与え終わると、あとは知らんぷりと来たもんだ。愛想も何も有ったものではない。コヤツも太くなったものである。その後、界隈で情報収集。

 その後、大阪ステーションシティシネマへ。新作映画チラシを収集の後、『罪と悪』とどちらを観るか迷ったが、これは来月にシアターセブンでのセカンド上映が決まっているので、チケットを所有している『身代わり忠臣蔵』を先に観る事にした。


●『身代わり忠臣蔵』

【嫌われ者の吉良上野介(ムロツヨシ)が、赤穂藩主に江戸城内・松の廊下にて斬りつけられる前代未聞の刃傷事件が発生。斬った浅野内匠頭は切腹となったが、斬られた上野介も背中に受けた逃げ傷の汚名によって処分の対象になりかけていた。このままでは吉良家はお取り潰しの危機。そこで家臣たちは、家を出て生臭坊主となっていた吉良家末弟の孝証(ムロツヨシ・二役)を替え玉に仕立てるという<身代わり作戦>を決行。露見すれば命はない危険な任務に駆り出され困惑する孝証だが、彼は兄とは異なり、次々と善き政策を巡らせ、人望を得ていく。一方、赤穂藩では、腰抜け筆頭家老の大石内蔵助(永山瑛太)が、討ち入りを期待する家臣たちを、内心、傍迷惑に感じていた……】というスジ。

 監督は『映画 鈴木先生』、『チア☆ダン 〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』、『兄に愛されすぎて困ってます』、『かぐや様は告らせたい』シリーズ2作品、『総理の夫』等の河合勇人。原作(幻冬舎文庫:刊)&脚本は『超高速!参勤交代』シリーズ2作(脚本のみ)、『サムライマラソン』(原作のみ)、『引っ越し大名』(原作&脚本)等の土橋章宏。

 出演は、上記2人の他に、川口春奈、寛一郎、森崎ウィン、本多力、廣瀬智紀、入江甚儀、野波麻帆、尾上右近、林遣都、北村一輝、柄本明ら。

 うーん…… 今様のコメディとしての<新解釈・忠臣蔵>を指向しているが、どうにも空回り…… 

 昨年末に観た『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』の片岡千恵蔵版大石内蔵助の後だと、永山瑛太ではどうしようもなく軽すぎる。『大忠臣蔵』の市川猿之助、『忠臣蔵』の長谷川一夫、『赤穂城断絶』の萬屋錦之介、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』の津川雅彦、『決算!忠臣蔵』の堤真一と比べても貫禄の無さは歴然だ。そこをひっくり返そう=逆を狙おうという算段が本作に有る事は明瞭だが、幾ら何でも貫禄が無さ過ぎる。筆頭家老としての威厳と素顔との落差が無く、鼻白んでしまった。

 ムロツヨシの二役による一枚看板も、頑張っているけれど興行に結び付いているかというと、どうも彼一人では荷が重いよな、と…… 実際に興行的に苦戦している模様である。まあ、忠臣蔵映画を2月に封切る時点でどうかと思うし、ハナから「これはコケるぞ……」と予想していたので全く驚きはしなかったが、それでも休日で客入りが10名ちょっととなると寂しい。そして寂しい映画館は哀しい……

 作品としては、中盤・終盤に、「おっ!」と感心した点が幾つか有ったけれども、それが線にならないのがもどかしかった。吉良方の剣客=清水一力を演じた寛一郎(←彼は昨年公開の北野武監督による秀作『首』では森蘭丸を演じて、織田信長=加瀬亮に盛大にオカマを掘られていたなあ……)は良かったけれど、もっと凄腕振りを見せても欲しかった。柄本明の腹芸演技や北村一輝の顔見世程度の出演も、左程の効果を上げておらず。河合勇人の演出にあまりキレが無く、これは人選ミスであるとも感じた。

 あと、クライマックスの見せ場として伏線無しでいきなり<生首ラグビー>されても困る。ドタバタと今風の混交の果てに新機軸の時代劇を展開しようとする意図は理解出来るのだが、何の説明もなく生首をポンポン投げ繋いだ挙句、合間にホイッスルを鳴らしたり、スクラムを組まれても「いきなり、なんやねん、これ……?」としか思えないではないか。

 先に書いたように、幾らか感心する部分は有ったものの、全体的に残念な出来であった。

 
 その後、久方振りに作業所に顔を出した。記入して提出しなければならない書類が有ったのだ。丁度、土曜日で正午に作業が終わるため、「もう、皆、そろそろ帰る頃だろう」として、邪魔にならない時刻だとして足を運んだのだが、この日は月イチレクリエーションの日で、今回は事業所内でのケーキ作り&飲食パーティーであり、僕が到着した時は、丁度、これから「乾杯〜っ♪」となる頃であった。誘いの声は有ったのだが、しばらく体調不良で通所を取り止め、テレワークに切り替えていた身としては、「<しばらく顔を出さないでいたのに、今回、レクリエーションだけ出席して、その後、また体調不良で通所ならず>となると心証が悪いよなあ〜」として遠慮したのである。が、僕が行ったタイミングがコレ……(苦笑)

 とりあえず、飲食パーティーが終わるまで待って、書類に記入し、提出を済ませ、次の予定を済ませに取り掛かった。

 前日に受け取った第七藝術劇場での上映作品『おまえの親になったるで』(←祝! 初日、満員御礼!!)と『アリランラプソディ〜海を越えたハルモニたち〜』のチラシ配布宣伝協力のため、知人のところへ。「俺も元々ヤンチャしまくっとったからな。ナンボでもツテはあるぞ、置いてけ! この在日のばあちゃんたちの映画もなんとでもなるわ。チラシ置いてくれるところ、探したらエエねやろ? 任せとけ。お前がやる気を出したんやから、応援したる!」と。ありがたい事である。

 更に、その後、某大病院で看護師長を務めた経験もある訪問看護ステーションの所長さんにもお願い。「どれどれ……これ、僕も観たいっすわ! 配布先なんてナンボでもアテはありますよー。でも、枚数が足らんわ……」という事で、急遽、劇場様に150部を追加していただく事にした。また、近々、現物が手に入る障碍者福祉施設のドキュメンタリー映画『フジヤマコットントン』のチラシも「ああ、そういうのは、僕、ナンボでも配るところ知ってるんで。チラシが届いたら頼って下さいねー♪」と。この作品に関しては、既に通っている作業所にも話はしていて、職員さん全員に配布・告知して下さるという。こういう時は、頼れるところ、人には全て頼る。いずれ何らかの形でお返しする。

 手持ちのチラシが全て無くなったので、一旦、帰宅。

 そこから買い物。野菜が高い〜〜……(‐‐;) 特に胡瓜とピーマンが高い〜〜……

 買って来たものを整理・整頓してから、新作映画チラシも整理・整頓。

 その後、夕食を摂って、ホッと一息。

 それから眠ろうとしたが、どうにも不眠気味。偏頭痛も酷い。嗚呼……


 2月25日。日曜日。

 予定では『テルマ&ルイーズ 4K』、『熱のあとに』、『ノスタルジア 4K修復版』を観るつもりでいたけれど、低気圧やら雨やらで体調がグチャグチャ。恐らく自律神経をやられている。これが更年期というやつだろうか…… よって、映画鑑賞の予定は全て崩して昼から料理。

 『ブロッコリーのアーリオオーリオ』、『千切りニンジンのオレンジドレッシング(オレンジ絞って、オリーブオイルと塩胡椒)』、『スナップエンドウの胡麻和え』、『コーンビーフと新タマネギのポテトサラダ』、『豚薄切り肉とほうれん草の小鍋立て』。

 更に追加で『牛肉と茸とタマネギのトマト煮〜デミグラスベース〜』を鍋一杯に拵えた煮込み中。隠し味的にキャラメルで甘みを、叩いた梅干しで酸味を、味噌でコクを出す。あと、『大根と人参のキンピラ』も。胡麻油足して、味付けは甘めに仕上げた。もう明日は台所に立ちたくない(^^;)

 その後、ダラっと過ごす。何をする気にもならない。とにかく偏頭痛が酷い。僕は小学校3年生の時に脳内出血をやらかしていて、偏頭痛にはとても恐怖を覚えている。「脳出血だと、この後、大爆発的に更なる猛烈な頭痛が来るんだよなあ……」として。戦々恐々である。

 この日も不眠。睡眠薬をしこたまに飲んでコレだ。やっていられない。


 2月26日、月曜日。

 一日中、偏頭痛が止まずにゲンナリ。昨日に料理をしておいて良かった。

 タイム・スケジュールも調べて、きっちりと予定を組んでいた『瞳をとじて』と『夜明けのすべて』の鑑賞も断念。ここしばらく、居眠りしたり、鑑賞を断念してばかりだ。

 あまりに偏頭痛が酷いので、映画情報をmixiのつぶやきに幾つかUPし、白菜&ピーマンの特売のためスーパーに行った他は、ほぼ終日、横になって本を読みながら過ごした。

 そろそろ持ち直してくれないと困る。

 といったところで、以上である。


<添付画像使用許諾:(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会>
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