【映画日記】『その鼓動に耳をあてよ』、『ジャン＝リュック・ゴダール／遺言 奇妙な戦争』（20分短編）、《『瞳をとじて』公開記念　ビクトル・エリセ特別上映》『エル・スール』

　2月21日、木曜日。

　朝、通院。偏頭痛が酷くてならない。丁度、先月に、服用している薬の処方がガラリと変わった日があって、ピタリとその日からなのだが、主治医の先生は「様子を見ましょう」の一点張りで変薬無し。それからずっと偏頭痛が続いている。そこに加えて春先の低気圧と不安定な天候というトリプルパンチで参ってしまっている。

　昼に自立支援センターの家庭訪問有り。書類に署名が必要との事。僕はホイホイとは署名や捺印をするタイプでは無いので、記載文面に全て目を通してから署名。時間がかかるけど、それは仕方が無い。

　夕刻から夜にかけて、セコセコと持ち帰り仕事を行った。前日にいただいた分（7日分見当）の半分を2日かけて済ませた事になる。「もっと持ってきていただいても構いませんよ」と伝えていたのだが、そうはならず。「貴方のペースだと他の人の分が無くなるのよー……」との由。致し方なし。

　夜は床に入るも不眠。


　2月22日、金曜日。

　やはり身体が怠い。猛烈に怠い。

　といった中、映画鑑賞へ。オンラインでチケット購入を済ませた【『瞳をとじて』公開記念　ビクトル・エリセ特別上映】の『エル・スール』最終日なのだ。東海テレビ放送の劇場用ドキュメンタリー第15弾『その鼓動に耳をあてよ』も最終日だ。行かねば。これは観ておきたい！

　昼過ぎに十三に到着。第七藝術劇場とシアターセブンにて新作映画チラシを収集。


●『その鼓動に耳をあてよ』

　【東海テレビドキュメンタリー劇場第15弾】。

　＜断らない救急＞がモットーの名古屋掖済会(えきさいかい)病院ERに密着。昔、タクシーに撥ねられて、おもっくそ骨折しているのに病院をたらい回しにされた挙句、一旦、家に帰された体験を持つ僕としては、「こんな病院があの時にあったらなあ……」って。（その後、2倍ぐらいに腫れ上がった太腿に恐れをなし、叔父に連絡をして、支えてもらいつつ、近所の病院へ。そして長期入院……）

　お金の無い人も、健康保険に入ってない人も、「寒かったから、暖かいところに居たかった」と救急車を呼んだ女性も、重病人も重傷者も、すべて受け入れる驚異のER。頭の痛い事も多かろう。「でも、やるんだ！」の信念に感服。その全てをカメラが見詰め続ける。これは力作だ。

　
　『エル・スール』まで時間が空いたので、シネ・リーブル梅田で短編映画を1本観る事にした。よって、移動し、ここでも新作映画チラシを収集。一人のスタッフさんが「こんにちはー。どうも毎度ですー♪」的に御挨拶下さったので、10分ばかりの映画談義。インド映画『ザ・フェイス』のチラシが、「今日の午前中に、もう無くなってしまいました……」との事だったが、「あっ！！」として、奥から1枚持ってきて下さり、「どうぞ♪」と。恐らくスタッフさんの分か、劇場さんのストックであろう。かたじけない＆ありがたい。


●『ジャン＝リュック・ゴダール／遺言 奇妙な戦争』（20分短編）

　1,000円均一興行。

　この日が初日のため、先着限定ポストカードをいただけた♪

　が、全く理解出来ず…、自身の頭の悪さを再認識させられまくった20分。嗚呼、嗚呼、嗚呼……　これ、商業映画だとはとても思えないんですけど……　ゴダール大好きなシネフィルの方々から石が飛んできそうだけれども、わからんもんはわからん！！

　……と、翌々日に映画情報誌によって知ったのだが（チラシ裏面にはほとんど作品情報が掲載されていない……）、この作品は『奇妙な戦争』という企画の予告編として製作されたものだそうな……　イラストや写真の静止画や、過去作品のフッテージの流用、ナレーション、音楽。それだけ。ストーリー性は皆無。そらわからんで……　それにしても【20分の予告編】って……ふざけんなーーっ！


　十三にリターン。


●【『瞳をとじて』公開記念　ビクトル・エリセ特別上映】　『エル・スール』

　やってもぉた……

　最終日滑り込み鑑賞っ！！！　……だったのだが、実はこの日は朝から強い眠気が幾度も来襲していたのだ。そして、3本目（内、1本は短編）の終盤で遂に寝落ちしてしまった。
　
　初鑑賞だったのに！！　

　最終日なのに！！　

　なので、鑑賞本数にカウントせず。最悪だ……

　今後、同劇場で公開されるドキュメンタリー映画『おまえの親になったるで』、『アリランラプソディ〜海を越えたハルモニたち〜』、『フジヤマコットントン』の三本について、少しでも広めたく、チラシ宣伝協力を申し出、まずは先の2作品のチラシをいただいた。

　帰りがけに「肉が食べたいなー」と思い、劇場の近所に在る『焼肉ライク』へ、1,500円ほどのセットをオーダーするも駄目だった。噛んでも噛んでも肉の旨味がしない。豚バラも牛カルビも牛ホルモンもあきまへん。もう行かない。

　この後、シネ・リーブル梅田で『一月の声に歓びを刻め』を観てから、新世界国際劇場でオールナイト三本立を観る予定であったけれど、「今日は調子が悪いなあ……」として断念し、帰宅。

　が、『エル・スール』鑑賞途中で30分ほど浅く眠ってしまったせいで、眠気がまた完全に吹っ飛んでしまった。嗚呼……
　
　新世界国際劇場に連絡し、今後のラインナップを教えていただいた。馴染みの従業員さんだった。「あれ？　〇〇さんですか？」と問うと、「そうやで。俺は判っとったでー」と。「もー！　はよゆーて下さいよー！（笑）」と。即座にラインナップをmixi日記にUPし、メッセージでやり取りしている国際ヘビーユーザーのマイミクさんにも伝えた。

　以後、一旦、寝床に入るも、一向に眠気が到来しないので、持ち帰り仕事の続き。朝までかけて全て終了。ふい〜……　これで気が楽になった。


　といったところで、以上であ〜る。


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