「やあ、行き倒れだよ。今回は中学の時、先生からもらった本から作った真空管ラジオの小改造。改造は2024/2/26に行い、成功したよ」
これがこのラジオの配線図。多くの代用部品が使われているから実際は一部違っている
このラジオは基本的にこういうふうに作れば鳴るよと言う類の本なので音質とかはあまり考えられていない
ダイオードにあたる整流管12Fまわりの平滑回路のあたりがちょいと怪しいのが分かる人には分かると思う
平滑コンデンサーの一段目からいきなりスピーカー側に配線が行っている
なにか理由があるかもしれないのでこのあたりは手を付けないことにする
ただ、ここのノイズはもう無視するしかない
整流回路のセオリーとして、一段目のコンデンサーはあまり大きな容量の物は使わないと言うのがあるそうで、なぜかと言うと、電源を切った時や、電源を入れた時に整流が始まるまでにコンデンサーに溜まっていた電気が逆流し、ダイオードや真空管を傷める可能性があるかもしれないからと言うのが理由だそうだ
平滑コンデンサーの二段目は容量はわりと大きくしていいそうで、大きくするほど綺麗な直流になるそうだ
ただ、大きくし過ぎると危険でもあり、理想は三段目の平滑コンデンサーを配置するのがいいのだが、そうすると大改造になりそうだし、ラジオを壊してしまいかねない
そこで、二段目のコンデンサーに入手出来る中で容量の近いコンデンサーをこのように並列に付けることにした。並列にすることで容量を増やすことが出来る
これで少なくとも出力管である6ZP1にはノイズが減ったきれいな直流が行くようになるはずである
改造が終わったところ
ブロックコンデンサーに大きな電解コンデンサーが直接はんだ付けされている
なかなか恐怖を感じる大きさだ
350V耐圧の47μFのコンデンサーで、はんだ付け後、容量が増えていることを確認した
内部の様子
中の配線はこのようにとんでもないことになっているぞ
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