日本コロムビアのCDをいくつか購入。
とりあえづ「科学忍者隊ガッチャマン」(ANIMEX1200シリーズ)
もともと放映が1972年の「こどもむけテレビまんが」の音楽なので予算はかぎられていたはず。もちろん当時の子供たちには大人気だったわけですが・・・
1981年にリリースされ、後にデジタルリマスタリングされたものらしい。
モノラルだし、帯域は狭い。テレビ用なのでもともと12KHzぐらいまでだろうか。録音も24チャンネルマルチマスタリング・・・とかではないだろう(それならリマスタリング時にステレオ化しているだろう?)
テープヒスノイズと思われるものも聞こえるのでオープンリールの19センチ毎秒ぐらい?
演奏も、楽譜を渡されてその日のうちに録音とかがあった時代、あまりうまいとは言えない。
だが、コンプレッサが使われておらず、もちろんマキシマイザなど存在しない時代の録音。
なんだこの迫力は。
今の日本のロック・アイドル・ポップス系では死に絶えた楽器の「音」、子門真人氏の声の生々しさ。
128KbpsのMP3に圧縮しても迫力は思ったほどは損なわれない。ウォークマン・電車の中で聞くには十分すぎる。
現代のリスナーが忘れ去って久しい「音楽」。
現代のどうだすごいだろう的な「おんがく?」。
感動するのは、金を払って聞きたいと思うのは、自分で買いたいと思うのは、演奏者や歌手、作曲・作詞・編曲者を応援したいと思うのはどっちだろうか。
そこを見直さないと日本の音楽業界は沈むだけになるんじゃないだろうか。
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