今回は西岸良平作品・小学館発行の「三丁目の夕日」文庫版6巻に登場する鯨カツを作ります(ちなみに今回の話は、通常の単行本だと40巻に収録されているそうです)。
以下、漫画の画像は同作品から引用。
父が病気で働けず、家での食事は非常に粗末な木下君。
そんな彼が楽しみにしているのは、学校の給食で、特に一番好きなメニューは鯨カツ。
そんなわけで鯨カツを作ります。
作品から作り方を読み解くと。
・醤油、生姜、ニンニクのタレに鯨肉を漬け込む
・それに衣をつけて油で揚げる
では、作りましょう。
鯨肉を求めて、大きな鮮魚店へ。
探してみると、刺身用の鯨肉が売っていたので購入。
それを醤油、玉ねぎのみじん切り、おろしニンニク、おろし生姜で味付け。
醤油は「100%有機栽培の丸大豆と小麦、天日塩を使い、自然湧水で仕込んだ高品質な醤油」です。
昔ながらの製法で作られた醤油なので、古い時代を描く漫画の料理を作るのにもピッタリかしら?
冷蔵庫に入れて2〜3時間放置。
そんで衣をつけて、
油で揚げます。
油はオレイン酸が豊富なベニバナ油とハイグレードなキャノーラ油を使用した、ヘルシーな高級油を使いました。
完成。
実食。
あれ、これは美味しい。
鯨肉はクセがあるとよく聞きますが、これは全然臭みを感じない。
下味をつけるのが上手くいったんだな、と思いましたが・・・考えてみたらこの作品の時代(昭和30年代)と現在では、食品の加工、保存、輸送のレベルが全然違うんだよな、と。
全然クセはないし、獣肉よりもあっさりした味わいで肉質も柔らかいので、現在の鯨カツって年輩の方にも受け入れられるんじゃないかしら?
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