切石ファミリーゲレンデ

今回は秋田県の切石ファミリーゲレンデに巡礼してきました。

ここはロープトゥ1基のロコスキー場です。
ここも公式のHPはなく、公民館便りにスキー教室開催のお知らせがあることからかろうじて廃業となっていなさそうだと推測して訪問してきました。
無事、生き残っていてよかった。

このスキー場は150メートルぐらいの純ロープが1基ありました。

ゲレンデボトムから正面の写真です。

ソリをしている子供達が数人とその保護者がいましたが、ロープトゥは動いていませんでした。

小さな管理人室がロープトゥの側にあり、そこにいる管理人さんに声をかけたら動かしてもらえました。

どうやら利用料は無料のようです。
管理人室とその隣に簡易トイレは設置されているのが確認できましたが、来場客が休めるようなロッジやスペースは見当たりませんでした。
言うまでもなく食事の提供などはありません。
自販機すらなく、この簡易トイレを借りることができるぐらいでしょうね。

純ロープはやっぱり乗るのがちょっと難しいですね。


というか、腕が疲れるね。
普通はロープトゥで引っ張り上げられるのでロープの下が前の滑走者の自重で圧雪されて通路のようなものができるのですが、このスキー場にはそのような跡はなし。
おそらく、このロープトゥはかなり久しぶりに人を運んだはずです。
ヘタすれば今シーズン1人目の利用者だった可能性すらあります(笑)

ゲレンデ自体はロコスキー場によくあるつり鐘型で、リフトを降りたらあとは下に下りるだけです。

斜度は全体的に低めですが、横幅はゲレンデボトムは広いですよ。
横には好きなだけ切って滑れますが、斜度が低いのでやり過ぎると止まります。
正面には雑木林があり、開放感がある眺望が楽しめるわけではありません。

雑木林の向こうには雪山がほんの少しだけ見えていましたが。

ゲレンデボトムは特に斜度が低く、子供達がソリをするのに歩いて登れるぐらいです。


純ロープは乗るのが難しいし腕力もいるので、子供達はロープトゥを使わずに歩いて登りソリを楽しんでました。
専用の圧雪車は見当たりませんでしたが、スノーモービルでゲレンデ全体は圧雪してあるようでした。


大人が何時間も遊べるようなスキー場ではありませんが、近所の子供達がソリ遊びや雪遊びをするのにはぴったりだと思います。
時々開かれるスキー教室も3回参加して500円だそうです。
スキー場自体の利用料も無料だし全ての物価が50年ぐらい前から止まっているようです。
このスキー場はかなり高齢の管理人さんが一人で管理しており、頭が下がる思いです。
健康に気を付けて1年でも長くスキー場を見守ってほしいですね。