元旦の朝。朝食はお雑煮。そういえば向こうでお餅食べたのって、この時だけだったようなw
サンディと朝のお散歩。サンディは11月頃にお尻に出来た大きな腫瘍を除去する手術をしたばかりで、あと1ヶ月くらいはオムツとエリザベスカラー(ていうのね、ジラースの襟巻きw)が外せないのだとか。頑張れ!
まだ朝焼けの残る元旦の空が気持ち良い。メトロポリス本渡でも少し歩けばけっこう空き地や原っぱが残っている。
野犬として野山を駆け巡っていて保護されたサンディ。覚えてくれてはいるみたいだけど、相変わらず飼い主以外にはほとんど懐いてくれないんだよなぁ……まぁ、吠えられなくなっただけでも随分な進歩かな?w
さて、師匠夫妻も揃ってお休みの本日は、コロナ禍前だから、かれこれ4年くらい前からの懸案事項を遂に実行に移す日である!
サンディ、そしてボンちゃん。しっかりお留守番よろしくね!
懸案事項。それは『談合島上陸作戦』である!(上陸作戦多いなオイw)
■湯島(談合島)
島原半島と天草諸島のほぼ中間に位置し、面積0.52km2、周囲約6.5km。
アコウ樹の群生が広がる。起伏が激しく、坂が多いため島内の移動手段は原動機付自転車が多い。
島原の乱では首謀者たちがこの島に集まり、作戦を練ったことから、「談合島」の別名がある。
※Wikipediaより引用
そう、湯島。別名は談合島。だが、現在この島をその名前で呼ぶ人達はほとんど存在しない。
お言わず様の島。この島で見たり聞いたりしたものは一切口外してはならないと伝えられているとかいないとか……(いや、伝えられていませんけどねw)
湯島への連絡船が出る上天草市の江樋戸(えびと)港の駐車場と待合所。
げ!駐車場はほぼ満車状態!? 他県ナンバーの車もチラホラ!10:00発の便に乗るつもりだったけど次の便まで待たなきゃ駄目か?
そもそも、待合所にはスタッフらしき人も誰も居なくて乗船券も何処で買ったらいいのかわからない!w
船員さんに聞いたら船に乗り込んで待っていれば出港後に料金(片道600円)を徴収するという、けっこうアバウトなシステムだった。
船室にはまだかなりの余裕。考えてみたら始発で島に渡った人や宿泊客の車も此処に停めておくしかないわけだから、朝一からどんどん駐車場は埋まっていくわけだ。
それにしても元日だというのにけっこうな乗船客!実はメディアとかでも紹介されててかなり人気の観光スポットなんだとか、湯島(お言わずの島じゃなかったんかいw)。
無事、予定通り10:00発の便で出航〜!
埠頭の灯台とかを船からの目線で眺めると妙にドラマティックに感じてしまうのはなんでなんだぜ!?w
船内に60名前後は座れる座席はあるけど、せっかくの快晴だし天井のデッキでオーシャンビューからの天草諸島や雲仙普賢岳を堪能!
風もそこそこ強くてクッソ寒いんだけど、こちとら真冬の高速道路でも耐えられるレベルの防寒装備なので無問題w
てか、他のデッキにいるお客さん……寒くないんですか?w
そして、遂に現在では誰も湯島とも談合島とも呼ばなくなってしまったお言わずの島が目の前に……
入港……そして我々がまず最初に目にしたものは……
この島を支配する邪神の像「湯島猫神像」!wwwww
そして邪神像の左下には邪神の使い魔であるなんかモフモフでモコモコでフワフワの謎の獣が!w
あれ、今年の初詣は此処ってことになるのかな?wwwww
邪神像が祀られている直ぐ隣には、湯島が談合島と呼ばれるようになった由来等を記した看板があるものの、そこも既に邪神の使い魔の砦と化してしまっている。
そう、もはや現在ではこの島を談合島と呼ぶ人などほとんど存在しない。皆、畏敬の念を込めてこう呼ぶのだ……「猫島(ぬこ島)」と。
その名の通り島内には島民よりも多くのぬこが暮らしているとかいないとか。だが、そんな原住ぬこ達とのコミュニケーションの為に我々は事前にコンビニで“アレ”を買っておいたのだ!
ちゅ〜るだ〜!くれ〜!!
わしにもくれ〜!!
お、おれにも……
おう、見慣れん顔やな?ウチの島でナニ勝手さらしてけつかるんじゃ……
わ〜い、ちゅ〜るだ〜!よこせ〜!!
な、なにこの食い付きの良さ!?
♪ちゅ〜る
♪ちゅ〜る
♪CIAOちゅ〜る〜
♪いなば CIAOちゅ〜る!
うわぁ、あのCMって誇張まるでないのか!ホントにぬこ達が群がってくる!なんだろうな……ホントにヤバい成分とか入ってない!?wwwww
たいてい「どこが?」ってなる観光地のハート型推しだけど、ぬこ島の映えスポットとされる2本のアコウ樹による“ハートの木”は割と素直に「へー、ハートじゃん」ってなる。
まぁ、殆どの人は「はぁ?こんなことよりぬこだ!」って、ぬこまっしぐらになってるけどw
抱き合ってじゃれついてたかと思うと急に喧嘩を始めたりとデレでツンなブラック&ホワイト。白い方をほのか、黒い方をなぎさと心の中で呼ぶw
島の漁港側を散策してると何処からともなくぬこ、ぬこ、ぬこw
ちゅ〜る4本入りを使い果たし残弾ゼロの師匠に1本補給。こちらは2本をアッと言う間に使い切り、残りの1本はボンちゃんへのお土産にそっと隠し持つ。
300円くらいの4本入りを2袋じゃ足りなかったな。1000円くらいのバラエティーパックとか買っておけばよかったw
ちゅ〜がこれほど破壊力抜群のアイテムだとは思っていなかった!w
お!お前ボンちゃんにソックリだな!
ボンちゃん、お利口でお留守番しててくれるかなぁ?
ちゅ〜る持ってくからねボンちゃん。待っててね〜!(まだ、出会ってから24時間経ってませんw)
さて、ぬこ様に仕える(言い方ぁ!)島民の皆さんはというと元日恒例の「湯島大根リレーマラソン」で盛り上がり中!
名物の湯島大根をリレーのバトン代わりにチーム性で島の老若男女が競い合い観光客も自由参加大歓迎という、なんとも朗らかなイベント。
競技には参加しなかったけど炊き出しのおでんを無料でご馳走になってしまう。湯島大根、甘みがあって美味しかったな!
名残惜しいけど12:00の便で現実世界へ帰る事に。
島の人達がお別れに手を振ってくれてる。あぁ、なんかいいなぁ……まるで映画のラストシーンみたいでドラマティックであるw
さようなら、ドリームアイランドぬこ島!
さようなら、ぬこ様!そして島の人々!
ありがとう!さようなら、さようなら、さようなら〜!
さぁ、本渡に帰ろう!
帰りもデッキ上で。遠くに懐かしい苓北町の砂州で繋がった陸繋島。富岡半島の島影が見える。
特徴的な天草四郎ミュージアムの建物が見えてきた。こうしてぬこパラダイスでの夢のような時間は終わり、再び現実世界へw
途中、エーゲ海かよ?(行ったことないけどw)な「道の駅 有明」で休憩。
名物のジャンボタコ焼きでも……と、思ったけど近年復活を遂げた天草の地鶏、天草大王の肉まんがあったのでそちらをいただく。
ん、鶏の味が濃厚でウマー!天草大王ってホントにどんな食べ方でも美味いんだな!
あぁ、あれがさっきまでモフモフのぬこパラダイスを堪能していた湯島か。
けっこう天草諸島や島原半島、有明海のスケール感を身体で体感できる道程でもあったな。
モフモフパラダイスぬこ島。想像以上にパラダイスであった!また機会があれば再訪したいけど、条件的にハードル高いっちゃあ高いよな……
あ、ちなみに写真撮る暇なかったりバッテリーがヤバかったりで実際には画像で見る以上にぬこだらけの島でしたw
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