石原良純「あれは間違ってる!」父石原慎太郎さん子育て「興味なかった」率直すぎる“懺悔”に憤り
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昭和初期、戦前生れの男によくある性質として、仕事一筋、家では「メシ」「風呂」「寝る」以外喋らない、平気で子供を叩く怒鳴り散らす。という感じの父親は多かった。志賀直哉に「和解」という小説があるが、そこに出てくるような親父像が日本の一般的な父親像だったと思う。少し緩和されてはいるが、磯野家の波平などもその範疇に入れていいだろう。石原慎太郎さんもそうだったんだろう。
そして、こういう親父たちの息子は、親父を嫌い反発する。ところが、こういう親父としての一般的性質は不思議にも息子たちに受継がれていく。マイホームパパが増えているから違うと反論がくるかもしれない。しかし、例えば極端な例として、DV夫が増えたのは、女が強くなり、男に付き従うことが減ったことの裏返しだろうと思う。口では女に敵わないから、暴力に出るということだ。要は、今の男の中にも昔ながらの父親像を引きずる男は、多少なりとも存在する。
つまり、日本の男には、未だに男尊女卑的な伝統的な考え方が残っていて、それに縛られている男が多いということだ。息子が親父を嫌うのは母親を奪った父親を憎むエディプスコンプレックスというよりも、(少なくとも日本では、)自分と似ているから(同類憎悪)なのではないかと個人的には思う。
石原良純さんが父親である石原慎太郎さんを非難するのはそういう文脈で理解できると思う。
ちなみに、こういう自分も、かつては息子に厳しく対処してくる父親が大嫌いだった。しかし今はそう思っていない。父親は、単に感情表現が下手な分損していただけで実は愛情深い人間だったと理解している。
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