「経済一流、政治三流という言葉があるが、一流の経済が不景気の責任を押しつけ、三流の政治に景気対策を求めるのは奇異なこと」
発見の主は自民党時代の小沢一郎氏。1992年8月、日本経営者団体連盟(2002年に経団連に統合)の夏のセミナーに招かれた小沢氏は居並ぶ経済界首脳を前に政治資金問題で批判された鬱憤を晴らすような強い口調で語った。
経済界の懸念は度重なる資金提供要請だった。同年2月の衆院選で自民党は経済界に300億円の資金を要求し歴史に残る企業ぐるみ選挙と批判を浴びた。巨額を投じた結果、自民党は安定多数は確保したが、当選者は前回比29マイナスの大幅減。議員は次の選挙に備え、ますます資金集めに奔走するようになった。
89年6月にリクルート事件で竹下登首相が辞任。政権を受け継いだ宇野宗佑首相は女性問題で2カ月余りで退陣し、その後の海部俊樹、宮沢喜一両首相も党内の求心力は乏しかった。実質的に党を牛耳っていたのは最大派閥の竹下派。他派閥の首相を担ぐ支配構造は昨今の安倍派と岸田内閣の関係によく似ている。
日経連セミナーでの小沢発言の翌月、金丸信・元自民党副総裁が
途中
政治とカネの問題 なぜ絶えない
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7705887
ログインしてコメントを確認・投稿する