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2024年01月09日21:10

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今回の松本問題から、芸人とタレント、テレビと芸能を考える

松本人志の活動休止受け「DX」「水ダウ」は収録予定キャンセル テレビ各局判断に苦慮
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7703932

性加害問題に関して今回は考えず、芸能とテレビ、タレントと芸人について
松本問題から考えてみた。

松本人志という人間は、既にテレビタレントなのだろう。
よく漫才やコントをする人達を、お笑い芸人と自分たちで呼称しているが
テレビを主戦場としている時点で、芸人ではなくタレントだと思われる。
では、芸人とは何か。
芸人とは、芸を売って生計をたてる人達のことで、能や神楽からはじまり
大衆演芸まで多岐にわたる。
芸で飯を食うというのであれば、音楽家であったりダンスパフォーマーだったり
スポーツ選手も含まれると思われる。
芸人とタレントの言葉の意味に相違が出ている時点で、
テレビに出ることで、顔をうり、ギャラをもらう、ビジネスモデルに組み込まれて
いるのだろう。
当然、テレビのギャラはスポンサーが出すわけで、スポンサーの
イメージに合わないタレントにギャラを出すわけもないし、
そもそもイメージの悪いタレントが出る番組にお金を出す訳もない。
タレントは、テレビやスポンサーに留意する。
なによりスポンサーが神様であり、お客様は視聴者ではなく、スポンサー様なのである。
いつの間にか、お笑い芸人と呼ばれる人たちは、
スポンサーに尻尾を振るポチになってしまったようだ。

テレビに出られなくても、むしろ自らテレビに出ず芸を売って
生計を立てている、芸人がいることも事実。
売れる、売れない、高額のテレビのギャラをもらわなくても、
芸に磨きをかけて銭を稼ぐ、という人も少なからず存在はしている。
本当の意味での芸人とは、こういう人のことをいうのではないだろうか。

てんぷくトリオの伊東が、お笑い芸人という言葉に苦言を呈しており、
自ら笑いを取る芸をしているのであれば、”お”という言葉で、自分を低位にみせず
正々堂々と芸人と名乗るべきだと言っていた。
テレビやそのスポンサーに翻弄される松本人志は、まさにお笑いであると言える。
彼が芸人であれば、事件の真意はともかく、芸に関しては
真摯にむきあい、テレビに出られなくても腐らず芸を続けてもらいたいと思う。

いつの間にか、お笑い芸人のタレントが世間を闊歩しだし、
テレビに呼ばれることがタレントの正解だと勘違いをしだしたことに
すべてが起因していると思われる。
芸能の世界は、お水の世界と一緒、芸能は水商売。
水はたまらない。
水は流れるもの。
時代の浮き沈みがある。

興行主たちも気が付けばスポンサーに尻尾をふる始末。
売れる芸ならば、スポンサーがつこうが、にげようが、
その芸人を売らなくてはならないと思う。
興行主と芸人は、一蓮托生。
どっちかが一人勝ちなんてありえない。

タレントビジネスもここにきて、飽和状態なのだろう。

タレント養成学校ではなく、
芸をみがく、人間として成長させる、という意味ではやはり
師匠と弟子の関係が、この時代、合わないと思うけれど
結局の所、人間関係なのだろうと思った。
良い人間に、良い芸人に、人は集まり、お金が落ちるのだろう。
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