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2024年01月03日12:18

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自宅で観た映画(男はつらいよ 柴又より愛をこめて、ブレット・トレイン、男はつらいよ ぼくの伯父さん)

正月休みの3本レビュー!

1/2(火)
「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」(1985年)
主演 渥美清 栗原小巻 
監督 山田洋次 
U-NEXTで鑑賞。
シリーズ36作目。
タコ社長の娘あけみが突然家出したので、寅さんは連れ戻してほしいと頼まれる。
伊豆の下田であけみを見つけた寅さんだが、あけみが「あの島に行きたい」と行ったのは式根島。
そこで寅さんはあけみをそっのけで小学校の美人先生に恋をするのだが…
シリーズ途中から最後までレギュラーとなるタコ社長の娘役の美保純。
今回は寅さんだけでなく、美保純のキャラにも焦点を当てた感じで、彼女のサバサバしたキャラと寅さんの絡みが面白い。
今回の主なロケ地は式根島という伊豆から行ける小さな島で、このロケーションがまたキレイで最高。
いつかは式根島に旅したい。
そこで会うのが「新・男はつらいよ」に続き再度マドンナとして出る栗原小巻。
と言っても顔は同じなんだが別人(これはシリーズでよくあるがややこしい)
結局は最後は、マドンナは別の男性と結婚するといういつものよくある失恋パターン。
寅さんもいつも奥手なんだから、もっと攻めていけばと思うけどね。

1/2(火)
「ブレット・トレイン」Bullet Train(2022年)
主演 ブラッド・ピット 
監督 デヴィッド・リーチ 
Amazonプライムで鑑賞。
東京から京都行きの新幹線。
殺し屋の代理として運び屋がスーツケースを奪う任務で乗り込むが、
そのスーツケースを巡って殺し屋たちが絡んでくる。
最近の新作だが未見でこれが初鑑賞。
伊坂幸太郎原作で日本が舞台のアメリカ映画。
日本が舞台といえども、見る限りは日本ロケはやってなさそうで、
セットを組んで再現してるように見える。
内容的にも実際にロケに厳しい日本では当然無理だろうし、
逆に日本であって日本ではないような仮想現実的な世界観が逆にビジュアル的に好き。
全編殆ど列車内で起こるアクション劇で、
様々なキャラで織りなすやり取りは、最初はややこしく感じるが後半に行くに連れて分かっていく感じ。
まぁ、全体的にはコミカルな所もあり、気軽に楽しんで見た方で、
クライマックスの決着シーンや列車パニックと「そんなアホな?」とハチャメチャさを楽しめる映画かと。
作風がいかにもタランティーノ風だが、監督のデヴィッド・リーチの過去作の「デッドプール2」の作りにかなり近い(デッドプール好きなら楽しめる)
主演のブラピは3枚目のお茶ら気キャラ(過去にもそんなキャラはあった)
アーロン・テイラー=ジョンソンや真田広之などキャストの顔ぶれも豪華。
特に真田広之はクライマックスでは日本刀での殺陣シーンがあり、敵ラスボスのマイケル・シャノン(相変わらずキャラが濃い)とのバトルで、一気に美味しい所を持っていた印象(まだまだアクションにキレがある真田さん)
肩の力を抜いてあれやこれやツッコミながらも楽しむアクション映画だった。

1/3(水)
「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(1989年)
主演 渥美清 吉岡秀隆 後藤久美子 
監督 山田洋次 
U-NEXTで鑑賞。
シリーズ42作目。
浪人中の満男は高校時代の後輩であった泉の事が忘れなくて恋に悩む。
そんな甥のために人生相談にのる寅さん。
ある日、バイトで貯めた金でバイクに乗り、泉が住んでいる名古屋に行くが、
そこで泉の母は娘を佐賀にいる親戚へ預けてると言う事で、更に佐賀へバイクを走らす満男だった。
このシリーズもここから内容が変わっていく。
寅さんの役の渥美清が当時61歳で体調的に派手にやれない為に、満男役の吉岡秀隆が物語上主役に近い役割にシフトする(吉岡君、えらい大きくなったなぁと思ってしまう)
満男の相手が国民的美少女の元祖・後藤久美子。改めて見るとやはり美しいゴクミ。
満男のバイクに乗ってのロードムービー的な内容で面白い。
特に強烈に印象に残るのが、満男がバイクで転倒して助けてくれるオジサンバイカー。
このバイカーを演じるのは笹野高史でシリーズでも度々出ていて、特撮ファンな私には「重甲ビーファイター」の向井博士や「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のラストニンジャを思い出す。
この笹野高史がソッチ系の人で、ホテルで一緒に泊まった満男に化粧をしてベッドに迫る笹野さんが強烈すぎて、悪夢のようで忘れられない(爆笑)
満男が前面に出て、一歩引いた寅さんだがこの頃から私には寅さんに渋さが増して以前よりカッコよく見える。
泉が預けられてる佐賀の家の主人が尾藤イサオ(「さんどぉぉぉ−、ばぁっぐにぃぃぃ」のあしたのジョーの主題歌を思い出す)が凄く嫌な奴。
寅さんシリーズは意地悪な人は出てもそんなに憎たらしいキャラは出ないがこれは珍しい。
そんな尾藤イサオに言い返す寅さんのセリフが実に良くて、昔の寅さんと違いえらい風格が出たなぁとある意味しびれる。
満男の恋の相談役になった寅さんだが、こういう渋い寅さんもまた魅力があって好き。
この満男編はこの後続くのでまたレビューしたい。
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