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2023年12月31日23:20

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『父は憶えている』感想

〜23年前にロシアへ出稼ぎに行ったまま行方がわからなくなっていたザールクが、キルギスの村に帰ってきた。家族や村人たちは記憶と言葉を失った彼の姿に動揺するが、そこにザールクの妻であるウムスナイの姿はなかった。周囲の心配をよそに、ザールクは村にあふれるゴミを黙々と片付ける。そんなザールクに、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれていく故郷の姿が否応なく迫る〜<映画.comさんより>

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キルギス・日本・オランダ・フランス合作。
キルギスが舞台っていうのは珍しいと思い観てみました。
アクタン・アリム・クバト監督自らが、主人公ザールクを演じています。

出稼ぎ先のロシアで事故にあい、記憶と言葉を失った状態で故郷キルギスの村に戻って来たザールク。
最初に息子のクバトが父親を村に連れてくる時のつり橋が印象的。
中盤あたりに、ザールクがその橋を渡って、向こう側に戻ろうとするシーンあり。
これはザールクが過去の事をなんとか思い出そうとしている描写?
過去と現実(今)を繋ぐ、つり橋。

友人や息子はなんとか記憶を取り戻してもらおうとするが、まるでダメ。
それでも、孫娘とは楽しそうに過ごしている。

ザールクは、ひたすら村のごみ集めをする。クバトからしてみれば、面倒くさいこと限りなし。
それでも・・・いつしかそんな父に謝っている息子。

ザールクにはかつてウムスナイという妻がいたのですが、彼女はザールクが消息不明になったあと、村の権力者と再婚していました。
再び現れたザールクに戸惑うウムスナイ。現在の夫にはどうやら虐げられている様子。
ウムスナイは、ザールクとの恋愛を思い出して、今の夫との離婚を考える。
だが、キルギスは、イスラム教徒が多い国。
離婚するには、男性がナントカっていう言葉を3回唱えると成立するという。えっ、え?
ただ、女性からも離婚を切り出す方法があるとか。
私がわからなかったのは、女性から切り出された場合、男性にとっては、かなり屈辱感があるっていうことなんだろうか?

※予告編
https://youtu.be/jh99e8bqHFk

キルギスでのお客のもてなし方が面白かったな。
とにかくパン!いつでも、どこでもパン。床いっぱいのパン。

根元部分が白く塗られている木々が立っている場所。ここが3回ほど映る。
冒頭と、2人の思い出のシーンとして、そしてエンディング。
これが、とにかく意味ありげで、印象に残った。

感想はこれが限界。あとは深く読み取れませんでした。
とりあえずキルギスという国を観れて良かったかな。3つ☆
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