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2023年12月26日23:38

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『窓ぎわのトットちゃん』感想

〜黒柳徹子が自身の子ども時代をつづった世界的ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」をアニメーション映画化〜
〜好奇心旺盛でお話好きな小学1年生のトットちゃんは、落ち着きがないことを理由に学校を退学させられてしまう。東京・自由が丘にあるトモエ学園に通うことになったトットちゃんは、恩師となる小林校長先生と出会い、子どもの自主性を大切にする自由でユニークな校風のもとでのびのびと成長していく〜

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いやあ〜、観ると思いませんでした。
でも、例の如く、SNSで、絶賛の投稿が相次いで・・・はい、素直に従いました。

アニメは詳しくないんですが、なんとも言えない、懐かしい雰囲気が感じられる優しいタッチの画風。

約80年前の自由が丘の雰囲気に目が点。へぇえええええ。
で、更に目が点になったのが、トットちゃんご一家が住んでるモダンなお屋敷。ものすごい豪邸!
更に更に目が点になったのが、朝食のトースター。マジ、あんなトースター見たことない。
大げさですが、あのトースターを見るだけでも、この作品観る価値あります(笑)
とにかく洋風。あの当時、こんな暮らしをしてたって、ほんと少数派よね。

トモエ学園のユニークな校風!
校長先生(声は役所広司さん)の人柄にウルッとさせられる。
「君は、本当はいい子なんだよ」

友人たちとの出会い。とりわけ小児まひで、体が不自由なヤスアキちゃん。
トットちゃんは、ある時、ヤスアキちゃんを木に登らせようとして・・・。
その到達の感動よりも、更に深い感動がその後に待ち構えていた。
ヤスアキちゃんが自宅に帰り、いつもは全く汚れていない服が汚れていることに気づく母親。
ヤスアキ「(汚しちゃって)ごめんね」
母親は・・・嬉しくて、ひたすら泣いている泣き顔
このシーンは、もらい泣きしちゃって、ヤバかった。

お祭りでヒヨコを買ってはいけない理由。知ってるつもりで、知らなかったわ。

※予告編
https://youtu.be/869wlarndRA

ちなみに、リトミックを日本で初めて取り入れたのも、トモエ学園だったようです。

やがて日本は太平洋戦争に突入してゆく。
「パパ、ママ」ではなく「お父さん、お母さん」
洋服は華美なものは禁止、お弁当は日の丸弁当、歌すら自由に歌わせてもらえない。

建物疎開っていうものがあったのも初めて知った。
トモエ学園は・・・空襲で破壊されてしまう。

町は変わっていく。戦争ごっこをする子供たち。骨箱を抱える母親。片足の兵士。出征の儀式。
トモエ学園は休校となり、トットちゃんは青森へ疎開することに。

いつしか素の状態となり、物語に引き込まれ、改めて、戦争の理不尽さに憤る。
観れて良かった。3.5☆
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