「パーフェクト・プラン/人生逆転のパリ大作戦！」「サラリーマン忠臣蔵」

　…正午まで、アルバイト。

　帰宅後、DVDでﾀﾚｸ・ﾌﾞﾀﾞﾘ監督のフランス映画「パーフェクト・プラン/人生逆転のパリ大作戦！」と、杉江敏男監督の「サラリーマン忠臣蔵」を観ました。



　☆「パーフェクト・プラン/人生逆転のパリ大作戦！」(2017)監督 ﾀﾚｸ・ﾌﾞﾀﾞﾘ 出演 ﾀﾚｸ・ﾌﾞﾀﾞﾘ､ﾌｨﾘｯﾌﾟ・ﾗｼｮｰ､ｼｬﾙﾛｯﾄ・ｶﾞﾌﾞﾘ､ｱﾝﾃﾞｨ・ﾗｺｯﾄ､ﾀﾞｳﾞｨ・ﾏﾙｾ

　モロッコの小さな村から、建築を学ぶためパリの大学に進学した青年ヤシンは、試験に失敗して学生ビザを失うことに。
　ある日同窓会で仕事を得たヤシンは、情に厚い親友フレッドを口説き落とし、在留資格のため彼と偽装結婚をする。
　しかし、疑い深い審査官は彼らの偽装結婚を暴こうと、あらゆる手を使い調査を進める。負けずに張り合うヤシンとフレッド。
　だが、超過保護な母が突然やってきて、元恋人のクレールが上司として現れたことで、ヤシンの完璧な人生逆転計画は思わぬ方向へと動き始める……。


　さすがにフランス映画だねぇ、LGBTQだろうが､移民の不法滞在だろうが､ＳＭだろうが､もう何だって笑い飛ばしてしまいますッ！

　まぁ、ここまでハッチャケてくれると、なんにも言えないよね。(笑)

　ほんと、もう笑うしかない。

　親友フレッド役のフィリップ・ラショー、フランスでは人気のコメディアンらしい。
　本作のタレク・ブダリも含めたチームで、この手のおバカ映画が何本かあるらしい。ちょっと見たい気がする。



　☆「サラリーマン忠臣蔵」(1960)監督 杉江敏男 出演 森繁久彌､夏木陽介､池部良､新珠三千代､東野英治郎､加東大介､有島一郎､三橋達也､団令子､久慈あさみ､小林桂樹､司葉子､宝田明､山茶花究､三船敏郎､志村喬､柳永二郎､中島そのみ､沢村いき雄

　アメリカから経済使節団を迎えるための会議の席上、丸菱銀行頭取の吉良剛之介は、若狭産業の桃井社長から贈り物の兜(かぶと)が偽物であることを指摘され激怒するが、赤穂産業のだが浅野卓也になだめられる。
　使節団到着当日、吉良は遅れてきた浅野を罵倒し逆に浅野に殴り倒されてしまう。浅野は接待委員をクビにされ、ショックのあまり帰り道に自動車事故で命を落とす。
　赤穂産業の社長にはメインバンクの頭取である吉良その人が就任し、浅野派の重役たちを次々に左遷。残された社員は大石専務に決起を促すのだが、大石は一向に立ち上がろうとしなかった……。
　

　元禄時代に起こった47人の赤穂藩士による吉良邸討ち入り事件「忠臣蔵」を、現代(と言っても1960年！)に舞台を移したパロディ忠臣蔵ですッ！

　そして、東宝サラリーマン映画100本記念作品でもあります。

　発想としてはメッチャ面白いと思うンですけど、これ、惜しむらくは吉良邸討ち入りまで行かないンですよぉ。
　要するに、本作だけでは話が完結しないで、翌年に公開された「 続 サラリーマン忠臣蔵」に続くという裏技に逃げた感じです！

　結局、芝居としては「赤穂城明渡し」くらいのところでエンドマーク！！！

　えぇぇぇ〜〜〜〜〜〜ッ！ウッソー、そんなぁ、コレで “ 終わり “ っすかぁ？

　メッチャ消化不良な感じでしたね。自由が丘TSUTAYAさん、「続 サラリーマン忠臣蔵」入れてくださぁぃ。