■警視庁が歌舞伎町「トー横」で29人を一斉補導 京都から上京した女子中学生、オーバードーズ目的の咳止め薬所持の少女も
(TBS NEWS DIG - 12月17日 07:19)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7677588
…こういう記事を見て思うのは、「トー横」と言っても、いろいろだろうな…ということです。いろいろな生徒を見てきました。
家庭環境というと、天涯孤独の人、片親や貧乏な家庭ということが連想されますが、意外とそういう人は強いです。
また、親がとんでもない人も強いです。
たとえば、ある女性は、
普通のバイト(水商売や保険の勧誘など、うまくいけば金が入る仕事ではなく、ファミレスや海の家など)をやって大学入学資金を貯めました。
酔っぱらいの父親に取られないよう、寝ているときも肌身離さず、お守り袋にキャッシュカードを入れて、首に掛けたそうです。
彼女はしっかりした人物ですが、
じゃあ、どうにもならないのが悪い家庭環境に育ったらどうかというと、大学には行かなくてもしっかりすると思います、
食うために必要だからです。
ちゃんと働くのも、才覚。男に食わしてもらうのも、破産と同時復権を狙って借金しまくるのも、立派な才覚。
喰えないという欠乏があるから、自分の何らかの才覚で埋めようとするのは当然です。
そして、それに成功しているからこそ、みんな息をしています。
トーヨコの場合、愛情という欠乏があるのではないでしょうか。
だから、愛が欠如していても生きられる場に行く。
その、極端な表れが、ホストに騙されて売春させられる人です。
だが、もちろん、それだけではないです。
ある人から、「歌舞伎町は、デビュー年次による、先輩後輩の序列がある」
と聞いたことがあります。
「黒鳥の湖」のダンサーでも、
クラブ「愛」のホストでも、
ナンチャラ「クリスタル」の、ファッションマッサージ嬢でも、
住吉連合の企業舎弟の下っ端でも、
先輩と後輩。
さすがに、大久保病院の医師や交番の巡査は入らないですが、
みんな、
そこに、コミュニティをみているのでしょう。そして、私は歌舞伎町の住人ではありませんが、確かに、コミュニティは存在すると思います。
補導されたのは、野次馬的な子だと思います。
薬物だの、売春だのを取り締まるべきで、
歌舞伎町というトポスを取り締まるべきではないでしょうね。
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