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2023年11月12日14:04

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年金は払うべきか?

僕は交友関係など皆無に等しい孤独な親父なのだが、最近二人の人から年金について同じような質問をされた。一人はまだ就職したばっかりの甥っ子で「僕らの頃には年金はどうなってるんでしょうね?」、一人は会社の同僚の若いお母さんで「旦那(ガテン系)が年金を全然払ってないんですけど、遡って払い込むと結構な額になるし、どうしたらいいかしら」と。

「とりあえず年金は払っておいた方がいいと思う」「親に借金してでも払っておいた方がいいと思うよ」と答えてはおいたけど、こんな真面目な若い世代に将来の不安しか与えられないこの国ってどうなのって思っちゃったね。

そもそも年金ってのは社会保険なので、生命保険とも金融商品とも違うってところが理解されてないよね。年金って、本当にざっくりしたそもそもの成り立ちっていうのが、20歳から60歳まで払い込んだ保険料を60歳から80歳で受け取るっていうのが基本で、さらに会社勤めの厚生年金なら会社勤めしてる間、自分で払い込んだ保険料の分と同じ額を、会社が保険料を払ってくれるので倍速で元がとれちゃうという、肝なのは80歳以降どれだけ長生きしても同じ年金額を受け取れるっていうのがどんな金融商品よりもお得な仕組みになっているので、年金を納めないという選択肢はないはずなんだよな。

それが制度ができた当時から比べて平均寿命が伸び、少子化が急速に進んで、今の若い世代が年寄りになる頃には、間違いなく年金の払い込みの期間は65歳まで伸びているだろうし、年金の受け取れる年齢も70歳以降になってるだろうし、額だってとても生活費には足りないお小遣い程度にしょぼくなってはいるだろうけど、それでも生命保険会社や銀行が勧めてくるようなどんな金融商品よりもお得な積み立てであることは変わりないと思うんだけどな。

と、若い二人には言ってはみたけれど、僕の説明が上手くなくて、伝わった感触はなかった。それだけ今の若い世代の子たちって、真面目であればあるほど将来の不安も大きいんだよな。今のキッシー政権なんか控除は削るは、社会保険料はどんどん上げるは、それで“異次元の少子化対策”とかふざけんなと思うけどね。僕みたいな人生ほとんど終わりかけてるおじさんならともかく、若い子たちがとりあえずお気楽に生きていける世の中にならないとダメだな。

今週の映画は「マッシブ・タレント」(監督:前田哲/出演:ニコラス・ケイジ、ペドロ・パスカル)を観ました。ニコラス・ケイジが現実のケイジ自身を彷彿させる、どん底の俳優を演じたアクションコメディ。

そんなにたいした映画ではないけれど、多くのハリウッドスターが、かつてのイメージと同じような役の焼き直ししかできずに、歳を重ねて体も動かなくなって自らのキャリアを汚している中で、ニコラス・ケイジは実に巧いキャリアの重ね方をしていると思った。あと見逃してたけど「パディントン2」は見なきゃなと思った。

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