十一月の旅５

コロナ禍のため休止していた祖父母のお墓参りへ。
会津を訪れたのは四年ぶりである。
こんなに長く間を空けたことって今までなかったよな。
久々に来られてほっとした以上に距離とは別の「遠さ」をおぼえている自分に気付く。
気付かなかったふりをしながらｗまずは恒例の、


喜多方のライオンドーにて仏花を調達。
「リオン・ドール？ライオンドーじゃないのかい？また随分とバタ臭い名前に変わっちゃったもんだねえ」
もしも婆様がご存命であったならばそうぼやいていたような気がふとした。
さっそく墓地へ向かう。
喜多方駅から墓地へとつづく道の町並みはあまり変わっていない。変わっていたといえば昔レナウンの工場があった所が建物ごっそりなくなって太陽光発電プラントらしきものに置き換わってたとこくらいかな。そいや会津への往路途中でもそういうのいくつか見かけたっけか。
あと堂島あたりで看板が「ＪＡ」じゃなくて「農協」のままになってる建物ちらほろ。

で、墓地へ到着。
それにしても相変わらず人影が見当たらない。
ここへ来る途中でひとりも見かけなかった。
誰もいない筈はないのに見当たらない。
わたし何か警戒されるようなことやらかした？めっそうな。
あまり気にしないことにして、まずはお墓のお掃除から。
落ち葉を払い落として墓石の拭き掃除。
花筒は一旦取り外してゆすぎ洗いしてから戻して新しい水を注す。
掃除が終わったら道具は先に片付けておき、仏花を携えて再び墓前へ。


爺様、婆様、ならびに御先祖様　どうか安らかにお休みください。
また参りますね。

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♪Most of all / Steve Perry
al. "TRACES"
https://www.youtube.com/watch?v=bzXwt7rXtdU