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2023年11月04日19:38

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内幕

■中高の制服「高い」8割超=奨学金世帯アンケート―NGO調査
(時事通信社 - 11月04日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7623264
工賃ベースで言えば上着は3500円から4000円。ズボンが安くて900円、スカートは1500円くらい。シャツは600円〜900円。生地のや工程の難しさによりこれらは前後します。
最近はもっと上がっていると思います。単純に言えばメーカーが手にする1/4くらいでしょう。7万円なら1.8万円。利益を入れたものでこれくらいです。自分は製造部門だったので営業と純利益率をどうしているかは分かりません。

残りは販売店が取っている計算になりますが、何でこんなに高いのかというと在庫リスクに備えるということです。メーカーでは入学と衣替えまでが「シーズン」と呼ばれる繁忙期になりますが、その後は次年度の繁忙期に備えて備蓄を積み上げていくことになります。ただ、生徒数は分かっていても私立に行ったり、他地域への学校に行ったりと数字が読めない。なら受注生産すればとなると入学式に物理的に間に合わなくなるので在庫積み上げ式にしないといけない。サイズぶれも起こるとSが多い年、Lが多い年と違いが出る。実績の平均で在庫を摘んでいるとブレた時に足らなくなる。ここで初めてシーズンの生産をするわけですが、数多の学校でサイズぶれは起こるので忙しくなる。

またメーカー同士の取り合いになると特に私立ではデザインの変更を目玉にする場合もあり、もしそれが実現してしまうと在庫が全部使えなくなる。そういうリスクがあって値段を高めに設定しておく必要がある。それはメーカーも販売店もリスクとして存在するし、受注生産では時間的な無理があることから起こる話です。

この話は業界都合による値段の高さと思われますが、上記の事情がある限り、メーカーも販売店も商売として成り立たない。

紳士服メーカーの参入が出来ないのもサイズなどによる在庫欠品部分を埋めるための即応性がないのでできない。これを本当にギリギリの在庫でやろうとすると関東で問題になっている入学式に間に合わないということが起こって来る。あれはサイズぶれ対応に失敗していると言っていい。

高校は合格者の採寸は発表後すぐに行われるが3月末の短時間で入学式に間に合わせるためにはかなり至難の技を駆使しなければ出来ない。この頃は法律違反を連発し、休みなし、重残業を繰り返し、理性を失うような状態で仕事をしています。

まぁ、そんなことは着る方からすると知ったことではないだろうが、短期納品をするためには費用も掛かるため、製品の金額に影響しているとも言えます。特殊な産業であることは間違いないですが、私服でやるとなるとおそらくもっと掛かることを考えると一発で支払う金額が大きいので面食らうだけのようにも思う。制服の方が何かと便利なのは確か。冠婚葬祭の時もそれ着ていけばいいというのもあるし、私服だとどれ着ようかと悩むし、数をそろえないといけないし大変。
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