mixiユーザー(id:7986251)

2023年11月03日05:08

163 view

熊狩りをせよ

 マタギがほとんどいなくなった。江戸時代から連綿と続いていた文化は途絶えると同時に熊被害が頻発だ。農産物に限らず人命を脅かす。
 だったら足利山の金太郎でないが熊退治をせねば。日本全体がもう狩猟文化とは遠のいた。その悪い結果を払拭するために昭和40年代まであった集団狩の復活をどうぞ。
 伊勢神宮遷都は20年に一度行われる。若者に古老が教え伝えるのだ。
 勢子と撃ちてに分かれた狩りは辛うじて覚えがあろう。アーカバイブで残ってもいよう。
 五十年前にNHKドキュメンタリーがあった。いまだに記憶は鮮やかだ。
 ざぁとこんな内容だった。村落に猪など野生動物の被害が増え困った。ではと長老を長にして総出の狩りをすることとした。班は、勢子と射撃に二つに分かれる。
 勢子は山々を大声太鼓をたたき犬もつれて獣を追い立てる。夜行性が高く昼間は穴倉で寝ている。山を揺るがすような大音量で、獣はびっくりして逃げ出すわな。
 射撃ポイントは山の中腹で前にはけもの道がある。長の人員配置は中腹に段々と人を置く。ベテランは初心の若者に助言した。「銃は固定してしっかり狙いを定め撃て」と。若者が持参した銃は米国製ライフルで高級品だ。一方、地元民所有銃は明治時代の村田銃まである。若者は内心バカにしていたよ。若者射撃ポイントは比較的低く獣道に近い。好位置といえる。目の前に獲物が出てくるのだ。
 ワアワア勢子の音が急激に大きくなった来た。姿は見えないがすぐそこの林まで来ているのは待機者にも分かる。緊張が高まった。
 地響きを立てながら大きな雄イノシシがでてきた。牙にひっかけられたら命まで奪われる。
 初心な若者はあれだけ注意をされていたにも関わらず興奮で立ち上がり銃を乱射だ。狙いを定めてでなく。焦れば焦るほど獲物は目の前を通り過ぎていく。もう逃したと思った。上位置からダーンと一発の銃声がした。イノシシはもんどりうって倒れた。二度を起き上がることはなし。急所、前足の少し後ろの胴体にある心臓を射抜いたのだ。腹とかでは脂肪で弾丸を包んでしまう。
 猟が終わった。参加者全員で猪鍋にして宴会だ。酒に酔い楽しい場だが、若者だけはしょんぼりと座り箸がすすまない。まわりの者たちはそんな彼を見る目が優しかった。
 長は初心者の失敗を計算に入れて射撃手の配置を考えていた。

■北海道の山中で遺体発見、ヒグマに襲われたか 近くにヒグマの死骸も
(朝日新聞デジタル - 11月02日 20:36)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7621495
4 10

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年11月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る