というわけで、先日の宮城旅行の続きです。
先回も書きましたが、登米での観光には「6館共通券」というものを使いました。
有料施設6箇所を1,000円で回れるというお得なチケットです。
今回は事前購入しましたが、もちろん当日に観光案内所や各施設でも買えます。
ただ、今回3時間の中に昼食まで組み込むととても6箇所回れません。
ですので、今回は「警察資料館」「登米懐古館」「旧水沢県庁」「教育資料館」の4つに絞って観光することにしました。
他2箇所の施設も1ヶ月以内ならこの券で見られるのですが、実はこの4箇所で充分元が取れちゃってます
まずは観光物産館『遠山の里』から一番遠い「警察資料館」から回ることにしました。
その道すがら、随分と歴史を感じさせる見事な看板建築が。
後述するようにこの街が地域の中心都市都市として栄えた頃を思い起こさせます。
そういえば、こういう商人宿みたいなのもめっきり少なくなりましたね。
近々選挙があるようで、候補者のポスターを貼る掲示板が出ていたのですが、
材料が登米産の杉間伐材なのだそうで。
そういえば『おかえりモネ』でも、豊かな海を作るために山で森造りの場面なかったでしたっけ。
遠山の里から

10分ほどで、警察資料館に到着しました。
明治22年の竣工だそうで、明治時代の洋風事務所建築としては宮城県内唯一の存在なのだそうです。
土足禁止でスリッパに履き替えて入るのですが、団体さんがこの後来られるそうで、
靴を分かりやすい場所に置くようにと言われました。
その後エアロエース1台分の高齢者団体が来られましたが、こうやって団体旅行に組み入れられるだけ登米は有名な観光地なのでしょう。
建物の隣には立派な火の見櫓が。
戦後に現代まで続く自治消防制度が取り入れられるまでは、消防も警察の管轄だったみたいで、
一室には消防関係の展示がありました。
入って目を惹くのが、この昔のスカイラインパトカーと白バイ。
パトカーの運転席には入ることもできます。
というか、みんなこういうの好きなんでしょ
これが明治時代の取調室。
江戸時代のお白洲そのものですが、まだそういう人権感覚というか江戸時代的な考えが残っていたのでしょう。
こちらは留置場です。
皆さんこんな所のお世話にならないようにしましょうね
これは確か署長室だったと思います。
同じフロアには現代に至るまでの警察官の制服が展示されていたと思います。
今お馴染みの制服に切り替わったのは1994年、平成6年とのこと。
切り替わってから30年近く経過しているのですね。
少年の補導とか、あと「婦人警察官」なんて随分と時代掛かった話ですね。
まだまだ少ないですが、現代では女性警察官もだいぶ増えてきました。
件の団体もやってきて騒がしくなったので、次は「登米懐古館」へ足を運びました。
途中、なかなか立派なお屋敷があったりして、この街の栄華を感じさせられます。
こちらが「登米懐古館」。
設計はお馴染み、アオーレ長岡や三条市の『まちやま』も手掛けた隈研吾氏です。
宮城県といえば伊達政宗を思い出す方が多いと思いますが、
この街もまた、仙台藩主だった伊達家と関係が深い登米伊達氏の統治によって栄えてきたという歴史が主に展示されています。
戊辰戦争で幕府側に付いたため、仙台藩は解体されて土浦藩の取締地になった中で廃藩置県を迎える、という結末ではありましたが。
企画展示室では『東北・きらめく名刀』として様々な刀剣が展示されていました。
『刀剣乱舞』の影響で、最近は若い方々が刀剣に興味を持つようになったみたいですね。
そんな感じで一通り見学したのですが、気になったのはトイレの出入り口がどことなく周囲と同化してしまっていること。
アオーレ長岡のアリーナ3階のトイレなんか、黒い壁にドアが同化しているという困ったデザインが見受けられますが、どうも彼の関わった建物はトイレ出入り口の主張を極端に抑えているような気がして……。
その後は、すぐ近くの「旧水沢県庁」へ。
廃藩置県の際、仙台藩の領地を分割して、この登米の地に「登米県庁」が置かれました。
その後すぐ「水沢県庁」と名前を変えたのですが、北上川の氾濫で一関に県庁を移し、
明治9年までに宮城県と岩手県に分割統合されて短い歴史を閉じました。
県庁としての役割を終えた後は、明治22年まで小学校、その後は長らく裁判所として使用されていました。
そのためもあって、県庁舎を名乗っていますが、歴史が長かった裁判所としての時代を再現しています。
館内には明治期の法廷が再現されています。
そんなこんなで、警察や司法関係に興味がある方には楽しめる施設を回り、
次は教育資料館へ向かうこととします。
その途中にあった観光案内地図。
JR気仙沼線、大船渡線BRTがきちんと地図に掲載されているんですね。
気付けば東日本大震災から今年で12年、気仙沼線や大船渡線のBRTとしての運行開始からも結構な時間が経過しました。
教育資料館から先の話は、また後日ということで。
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