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2023年10月17日17:44

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沈黙の艦隊

 1988〜96年に講談社の週刊漫画誌「モーニング」にて連載された、かわぐちかいじの名作コミック「沈黙の艦隊」を、大沢たかおが主演のほかプロデューサーも務めて実写映画化。

日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。全乗員76名が死亡したとの報道に衝撃が走るが、実は全員が生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。しかし艦長の海江田四郎はシーバットに核ミサイルを積み、アメリカの指揮下を離れて深海へと消えてしまう。海江田をテロリストと認定し撃沈を図るアメリカと、アメリカより先に捕獲するべく追う海自のディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町洋は、海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。

プロデュースも手がける大沢が海江田、玉木宏が深町を演じ、上戸彩、中村倫也、江口洋介が共演。監督は「ハケンアニメ!」の吉野耕平。(映画.comより)





<2023年9月30日 劇場鑑賞>

 大沢さん、人気ですね。あれにもこれにも出てる、しかもちゃんと”がっしり”したり”すらっと”したりと、見かけも調節してる。さすがですねぇ!で、ちゃんとカッコいい。

 原作コミックは読んでません。でも、実際は30年も前のコミックなんですってね。でも、その設定がそのまま使えて話が成り立つってことは、日本(世界?)の環境もさほどに変わってないってことかもしれませんね。もっとも、核や潜水艦の話なんて、一般国民にどれだけ情報公開されているかなんて、誰にもわからないでしょうけれど。

 潜水艦が沈没、乗組員全員が死亡・・・という大ウソの国家プロジェクト。日本とアメリカ、国家ぐるみで仕組んでるから、身の安全は保障され、死んだことになっている乗組員たちは使命どおり次の任務につくはずだった。ところが、艦長を始めとするメンバーは、別の思惑を持っていたのでした・・・。というお話です。

 理想に燃える男たちは、おしなべて美しい。また、今回のお話は本当に能力のある男たちが主人公ゆえ、ありとあらゆる設定が織り込み済みで、対応も機敏。その辺は、見ごたえのある展開につながっていました。しかしながら、素人の私でも、本当の思惑が見えた時「え?そ、そんなことが本当に可能なの?」と素直に思いました。人間が生きていく以上、日にも当たらないと健康に支障をきたすし、食べたり排泄したり、あるいは細かいけれども歯を磨いたりもしなくちゃいけない。ずっと同じ環境だったらストレスも溜まる。それはいくらなんでも話に無理がある、と思っていたら、ラストにさらなる展開が。「おぉ!なるほど。で、どうなるの」と思ったところでジ・エンド。そ、そんなぁ〜。コミック読んでる人ならわかるのかもしれないけれど、映画しか見てない私は「う・・・続編ありきだったのか。そんなこと聞いてないけど」って感じでした。

 続編、本当に企画されているのかもしれませんね。原作は長いと聞いてますから、いくつもできるのかもしれません。ともかく、続きが出たら見ます。でないと、帰着点がわからないですから。じらされるなぁ。
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コメント

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