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2023年09月26日23:18

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◆ニュースの感想:いじめは20歳になってから

■増えた認知件数、減らぬ重大事態 いじめ防止法10年、早い対応課題
(朝日新聞デジタル - 09月26日 15:15)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7575712
※深夜のテンションで書いた絶望日記です。場合によっては規約に抵触します。心の弱っている人が読まれることは特にお勧めしません。


今「いじめは悪いこと!厳罰化を!!」と叫ぶ人がこれほど多く見えるのは、それなりの割合が「学校のいじめ」を自分に関係ない世界の、顔のない極悪人が起こすことだと認識してるから。で、ミクシィニュースのつぶやき傾向を見る限り、実はそのうちのかなり多くの人間が「学校」ではないステージでは平然と「いじめ」を行っている。わざと下品で侮辱的な呼び方をしたり、話の筋にはまったく関係のない身体的特徴や生まれや生まれつきや職業や病歴や住所をあげつらったり、これは学校でやったらいじめです。
逆に言うと、学校を卒業したら大手を振って行えるようになるということ。文句を言われたら被害者ビジネスだポリコレだクレーマーだと叫べばイイネをたくさんもらえるでしょう。だからいじめがしたければ社会に出るまで待てばいい。「子供は何をしても罪に問われない」と言うけれど、大人はその代わり職場の外で叱られることがなくなる。いざとなれば叩いていい誰かのせいにして逆ギレすればいいんだし。

一方で、被害者の方は社会に出てしまったらますます追い詰められる。曲がりなりにも「お客様」だった学生時代とは違い、助けてくれる人もいなくなるし「子供じゃないんだから」と責められる。さらには学校と同じで職場でも、いじめはたいてい被害者の方が追い出される。そして追い出されたり逃げたり傷ついたりしたことが、また「いじめ」の原因になる。


いじめが黙殺される場合、加害者は自分がしていたのがいじめだということすら気づかずに終わるかもしれない。あれは楽しいおふざけだったのだ、ネタだったのだ、いじりだったのだ、あるいは制裁だったのだ、正義の鉄槌だったのだ、俺をムカつかせたあいつが悪いんだ、だから問題ない行為だった、むしろ自分が被害者だったのだと。だから学校を卒業して大人になって、新たな標的や敵に似たようなことをしながら平気で「いじめの厳罰化を!」と訴える。それで学校のいじめ被害者には、形の上ではネットが味方についてくれている、ように見える。
だけど、本当にいじめが厳罰化され、加害者が学生の段階で自分がしているのがいじめだったのだと知らされてしまったら、彼らはそっくり敵に回るだろう。「セクハラかどうか決めるのは被害者」というのは今ではすっかり「当たり屋女に気をつけろw」という文脈で使われている。それと同じことがいじめでも起こるようになるわけだ。ただでさえ心が弱っている被害者が、わずかばかりの保障と引き換えに、知らない大勢の他人にまで寄ってたかって侮辱されるようになってしまったら―現状とどちらがましだろうか。


…こういうことを考えるにつれ、学校のいじめ対策をすることに一体何の意味があるんだろうという気がしてきた。「追いつめるのを先延ばしにする代わりに社会に出た時利子付きで追いつめられるよ」というだけじゃない?それならいじめに耐えられない私のような弱い人間を早めに「終わらせてあげる」方がまだ慈悲深くて建設的なんじゃないの?
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