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2023年09月24日23:34

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【映画日記】《台湾巨匠傑作選2023》『大輪廻 [デジタル修復版]』&蒐集癖のことなど、の巻

 9月22日、金曜日。

 早朝に起床。あまり眠られなかったにも関わらず、眠剤が身体に残っていてフラフラする。ウゲーっ…… 気持ち悪いっ……

 という状況で、非常に個人的な日記(友人限定公開)を40分程で認めた。あんな重たい内容&結構に長めの文章を、よくフラフラな状況でタイピングしたもんだ。よっぽど吐き出したかったのだな…… ただ、推敲している時間が無かった(←帰宅してから推敲と、更にけっこうに長めの書き足しを施したけれど)

 通所。

 作業、作業、作業。

 合間に鼻歌、歌う。

 『夜の銀狐』とか『百万本のバラ』とか『コモエスタ赤坂』とか『色ずく街』とか『君恋し』(←フランク永井版)とか、

 いや、作業中に、古株で長老格の男性が「これ、知らんやろー」とか振ってこられたので。結果、「自分、ホンマ、歳ナンボやねんっ!?(笑)」と。

 と、和気藹々としつつも、作業は頑張った。作業量、かなり多くこなせているらしい。

 通所後、大阪駅前ビル地下2階にある古書店『もっきりや』へ。高校生の頃から時折通っているお店だ。昔は、古書店が数軒並んでいたのだが、もう随分と前からこの一軒を遺すのみとなってしまった。

 「もう今月は、本は買わない!」と決めたにも関わらず、古書店に足が向かってしまうダメな吾輩である。

 いや、映画雑誌『季刊カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』のバックナンバーを先月に2冊購入したのだけれど、まだ2冊を残している状況で。ずっと「小難しそう……」として手を出さなかった雑誌なのだけれど、いざ読んでみると内容が濃くて、「あ、これ、集めよう。差し当たっては、『もっきりや』に残っている2冊は売れる前に買ってしまおう!」となったのだ。安かったし。結果、『0号』と『8号』を無事に購入。

 と、棚を見遣ると、欲しい本がいっぱい。でも我慢、我慢……

 「ぐわーっ!! こういう時に限って、『キネマ旬報』の70〜80年代バックナンバーが数十冊も新入荷されている〜!! この頃の『キネ旬』は持っていない号がチラホラあったぞぉ〜!!」となり、バッグからノートを取り出して欠巻リストと照合。結果、新入荷されていた分は全て狙いすましたかのように持っている物ばかりであった。う〜ん…… 1冊か2冊ぐらい、未所有号が有ってもおかしくない入荷量なのだけれどもなあ…… でも、お金を使わなくて済むから、イイっちゃイイんだけど。

 時間がまだ有ったので、心斎橋のブックオフへ(←ホント、古本屋しか行かんのか……‐‐;) ここへ来るのは久し振り。心斎橋はよく足を運ぶけれど、南側ばかりで、北側はたまにしか行かないのだ。

・『アウト ゼア 未解決事件ファイルの迷宮』(光文社文庫:刊、前川裕:著)
・『きままな絵筆』(講談社文庫:刊、池波正太郎:著)←大抵持ってるがコレは未読♪

 ポイントで購入。まだ、もうちょっとポイントが有るな。

 月も下旬につき、通常価格帯コーナーは高嶺の花である。眺めるだけ眺める。

 移動。

 シネ・ヌーヴォに到着し、新作映画チラシを収集。

 続けて、【台湾巨匠傑作選2023】で『大輪廻 [デジタル修復版]』を鑑賞。会員3回券は購入済。スタンプを捺していただいて、今回、ポイント・チャージが完了! これで手持ちの招待券が2枚となった。

☆【台湾巨匠傑作選2023】
●『大輪廻 [デジタル修復版]』

 日本劇場初公開作品。

【悲劇を呼ぶ一本の刀に導かれ輪廻転生を繰り返す三人の男女を描いた三章立てのオムニバス作品】である。

 監督はキン・フー&リー・シン&パイ・ジンルイの共同。

 巨匠キン・フーが手掛けた、明朝時代を背景とした第一章が白眉。武侠万歳っ!! 民国が舞台の第二章は、美術・衣装は素晴らしく、京劇シーンも良かったが、お話としては僕は退屈した。第三章は、製作当時の現代台湾の離島で繰り広げられる現地の祭りの部分は興味深く観たけれども、少々、かったるい。やはり、第一章が抜きんでている。キン・フーは、やっぱり凄いや。

 キン・フーといえば、ワイヤーとトランポリンを使ったアクションである。彼が居なければ、ツイ・ハーク監督が<香港のスピルバーグ>として脚光を浴びることも無かったかも知れないし、彼が『男たちの挽歌』をプロデュースする事も無かったかも知れない。となれば、ジョン・ウーの台頭もキン・フーの存在が在ってこその事だと考えられるし、後にチャン・イーモウ監督の『HERO』や、アン・リー監督の『グリーン・ディスティニー』が生まれる事も無かったかも知れないのだ!!(←今になって考えると、ツイ・ハークは、ジョン・ウーより遥かに優れた監督だと思う)

 今回の特集上映では、あと『空山霊雨 [デジタル修復版]』(日本劇場初公開)と『山中傳奇 [デジタル修復・完全全長版]』を観る予定。どちらもキン・フー監督作品。

 キン・フーの監督作品は、これまでに、劇場では『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿 [デジタル修復版]』と『俠女 [デジタル修復版]』を観ている。あと、20歳過ぎの頃に東京国際映画祭で『迎春閣之風波』も観ている。劇場未公開作品では『大酔侠』をDVDで鑑賞済。

 となると、TVドラマ『天下第一』を除くと、日本で観られる未見のキン・フー監督作品は『忠烈図』と『ジョイ・ウォンの 魔界伝説』(映画祭上映時題:『ペインテッド・スキン』)のみになる。『スウォーズマン/剣士列伝』も未見だけれど、アレは途中降板して、ツイ・ハーク&チン・シウトン&レイモンド・リー&アンドリュー・カンが結集して、必至こいた挙句に、ようやく完成に漕ぎつけた作品だからキン・フー作品とは言い難い。

 あぁ…… 『忠烈図』と『ジョイ・ウォンの 魔界伝説』、どこかで上映してくれまいか?

 取り敢えず、『空山霊雨』と『山中傳奇』を観たら、買ったきり未読のままである研究本『新装版 キン・フー武侠電影作法 A TOUCH OF KING HU』(草思社:刊、 山田宏一 &宇田川幸洋:著)を読もう!

 鑑賞後、九条商店街界隈をプラプラ。近くの古本屋に入るも、「コレ!!」といったものは無し。時代小説と、日本人作家による文庫版小説と、エロ本と、アダルトDVDがメインのお店あるようだ。あと、なぜかしら軍事関連&戦史関連の本が多かった。収穫は無し。

 「何か食べて帰ろうかな?」と思い、続けてプラプラしてみたが、非チェーン店で「おっ!! ここ、なんだか良さそう!!」と思ったところは、結構にお高い。かといって、家の近所でもあるまいし、『王将』や『松屋』で食べて帰る気にもならない。結果、『焼き鳥のヒナタ』で『鶏そぼろ飯』を購めた。ボチボチと美味しくて安い。(←結局、チェーン店じゃあないか……^^;)

 そのまま直帰を、とも考えたが、心斎橋まで出て、イオンシネマズ シアタス心斎橋とシネマート心斎橋で新作映画チラシを収集。その後、鶴橋に出て、精肉店で国産の牛小腸を多めに購めた。もつ鍋が食べたい。キャベツ、ニラ、白菜キムチ、もやし、人参、豆腐、薄揚げ、エリンギ、エノキあたりを合わせよう。緑豆春雨もイイな。締めはうどんか、中華麺か、白飯とスライスチーズを使ってリゾット風にするか、その時の気分で決めよう。明日、小腸の仕込みをしよう。そうしよう。

 帰宅途中、『古本市場』に立ち寄る(←まだ行くのか……‐‐;)

 いや、これね。完全に蒐集癖なのだけれど、僕の場合はもう強迫性障がいに近いのだろうと思う。<ホーディング>と言うのらしいけれども。<お金を持っていたら、そのありったけを持って行かれる(←それも母親に。合鍵を使われてまで……)>という出来事を二度も経験していて、それがトラウマになっているのだと思う。物に換えてしまうと、まず盗られないで済むという想いがあるのね。これ、主治医の先生も「それはPTSDに起因していると思うなあ」と仰っているし。勿論、そこには<生来から好きな物を集めるのが好きという性分>が作用しているのだけれども。

 店内に入り、週に2・3度は眺めている棚を眺める。さすがに安価なコーナーで掘り出し物はもう無いだろうし、今回は、通常価格帯のコーナーを見るだけ見てみようと。

 ん……?

 『お前の罪を自白しろ』(文春文庫:刊、真保裕一:著)か…… コレ、来月に映画版が公開されるんだよねー。観るかどうかは思案中。候補には入れているけれど、予告編を観る限り、あまりそそられなくて…… んー、どうだろうかなー? と、裏面の値札をチェックしてみる。

 150円だとぉっ!!

 ポイントを使って買うっ!!

 ……あー、また買っちゃったよ。といって、この日、本を数冊買ったけれど、千円も使っていないのだけれど、ね。

 帰宅。

 帰宅すると、まずバッグを決まった場所に置き、食材等を冷蔵庫に入れ、眼鏡と腕時計を外し、買って来た物(本とかDVDとか)を整理し、シャワーを浴びてから部屋着に着替え、手書きの家計簿をつけ、PCを立ち上げて、鑑賞した映画があれば、リストに入力し、所有DVD、同チラシ、同パンフレット、同映画雑誌の各リストを連動させるため、必要があれば、それらにも入力をする。その後、決まった順序で決まったサイトをチェックして回り、それから各映画館のスケジュールもチェックし、そして自身の行動予定スケジュールの訂正や追加を行う。コレを一通り済ませないと、他の行動が取られない。昔は、こんなにガチガチじゃあ無かったのだけれどもなあ…… いつのまにか、こうしないと気が済まなくなっちゃって。落ち着かなくもなるし。

 全てを一通り終えたところで、ようやくフリータイム。

 夕食を摂り、しばらくネットサーフィンをしてから眠前薬を服用して横になった。

 しばらくして眠りに落ちた。

 この日は以上。

 てか、長いわ、この日の日記www


 以上である。


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