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2023年09月20日19:46

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クレーンで釣り上げた鉄骨に乗るなんて絶対ダメ

自分は、大型特殊免許を持っている。若い頃は家業を手伝う。土建屋だ。高所、あるいはもぐら。建設クレーンの下やユンボの回転範囲内には、人は絶対禁止。安全作業手順だ。安全規則ができる前の遥か昔から常識だわさ。ものの道理というもの。高所からの落下物の危険は建設に付きもの。その為、安全作業監視員がいる。部外者が入り込まないようガードフェンスをする。
こんな体験がある。バケットリフトでマンホールの鉄矢板を引き抜いていた。ワイヤーを引っ掛けアームをそろりと上げていくと地面に突き刺さった矢板が抜ける。まわりにチカチカのポール置いていた。何とそこに小学生の自転車集団が来たのだ。すぐ大声で「入るな。横へ行け。危ない。」と一喝。ほとんどが素早く危険回避行動とった。横へハンドルそらすだけだ。ところが一人鈍臭いのがいた。聞こえたにも拘らず何が起こったか理解出来ないのだろう。そのままリフトのアームしたを通ったのだ。もしリフトが倒れたり、ワイヤー切れて鉄板が倒れたら下敷きだ。あれから55年が過ぎた。まるで昨日のように思える。
なに、大型ビル建設のクレーンに吊り下げられた鉄骨に乗っていただと。ワイヤーが切れたりクレーン倒れたらどうなるか考えられないのか。あたま、身体、内臓が落下と重量で押しつぶされ死ぬよ。ビルから自殺、電車飛び込み死体は酷いぞ。見たらトラウマ。
鳶の兄貴先輩は今でも新人を容赦なく実戦で鍛える。労基が知ればただですまない^_^。若者新人は能率が第一で安全ベルト着けるのが面倒なの。昭和33年東京タワー東京タワー建設の鳶はもう職人芸で二度と出来ないし、またやってはいけない。当時は命綱なしで高所を地下足袋で走るのだ。鉄骨担いで。真っ赤に焼けたリベットは何人もが下から上に放り投げガンガラで受けていた。下に落としたら大事故になる。さて、現在の手厳しい先輩は命綱付けない後輩を見ていた時が来たらこれをする。高所で作業してる後輩をドーンと突き落とすのだ。「あっ、俺は死ぬのか。」と頭に過ぎる。「おふくろ、可愛いスー子よさようなら。」と思った瞬間に体がガクンと激しいショック。安全ベルトにフックロープだ。そう先輩が内緒でつけていたのだ。一歩間違えば先輩とても殺人罪になる。
生きるか死ぬかの男の世界はこんなにまで厳しい。

■死亡した2人、つり上げた鉄骨の上に 東京駅前のビル工事現場の事故
(朝日新聞デジタル - 09月20日 12:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7568510
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