mixiユーザー(id:46040)

2023年09月18日15:18

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伽藍とバザールへの回帰

退職して時間が出来たので、最近は図書館で本を借りて読むことが多くなってます。

現在読んでいるのはマシュー・ハインドマンの『デジタルエコノミーの罠』という本。特別この方の本が読みたかったわけではなく、書架からふと手に取ったら翻訳者が「山形浩生」氏とあり、大変懐かしく思えたからです。

山形浩生氏は、エリック・レイモンドが書いた『伽藍とバザール』を翻訳して、いまでも無償でWebに公開されています。
そのころ自分では単にOSや開発言語を購入するお金が無いという理由でLinuxをなんとか自在に利用したいと孤軍奮闘していたのですが、Winodwsのような立派なものを買う余裕がないとかっこ悪さを逃れるため、『伽藍とバザール』はLinuxを選ぶ最適な理由付けになっていました。
それ以来、Linuxは自分のメインOSであり、OSやOffice製品、開発言語にお金を費やしたことはありません。まあ、素直にWinodws買ってきてOficeとVisualStuioで快適に過ごしたほうが学習コストは安価だったのでしょう。

そういった意味で、山形氏は私のLinuxへのモチベーションを維持してくれた恩人かもしれません。最近ではLinuxに初期のころの熱気はほとんど感じられませんが、翻訳者の名前から一気に当時を思い出すことができました。


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